孤独に美しく在りたい
この前読んだ本に、人は何らかの方法で孤独感を免れようとする、というような言葉が書いてありました。
たしかに。
相手と自分と、誰かと何かと、共通点を探したり、同じ意見を言って、そうだよねって共感して、ほっとしようとしたりする。
別に違くていいのに。
違ったら孤独だからか。
人は誰でも孤独なんだ、きっと。
そこからいかに免れようとして、
誰かを、何かを探す。今日も、明日も。
きょうも流行りで溢れている。
流行こそ、孤独からの免れの象徴な気がした。
そんなとき、窓を開けて空を見る。
そこにはとっても綺麗な夕焼け空がある。
空も、また孤独だ。
あんなに美しくて、人の心を震わせるというのに。ただ一つ、あるだけの、唯一無二の存在。
美しい。
そしてそれは、私たち人間一人一人もなんだと、心に言い聞かせる。
みんな、美しくて、唯一無二だから。
孤独から免れようとしなくていい、
孤独に、美しくありたい。