上手くやりたい

 8月も終盤に差し掛かってきた。やっと実家に帰ってきて毎日のんびりと過ごせている。関東の猛暑には殺されそうになっているが。
 7月までは大学とバイトと現場の両立に必死になって生き急いでいた気がする。前期試験中に2回現場突っ込んだのは我ながら正気を失っていた。その鬼スケをなんとか終えたと思ったら、8月前半はほぼ毎日深夜までバイト。身体も心も疲れ切ってヘトヘトだった。多少無理をしないと行きたい現場や欲しいグッズに手が届かない現実。もう少し上手く生きたいなとも思うけれど、予定がないと1日ベッドから動かずに寝てしまうので、ある程度予定を入れて1人暮らしでも人間的な生活を維持している。
 とはいえ壊れる寸前だったのも事実で、自分の世話が一切できなくなっていた。実家では諸々に追われない生活をできている。ただ実家がとても居心地が良いというわけでもない。小さい頃から両親相手でも自己主張が苦手で常に相手の顔色を窺ってしまうため、息苦しい。両親は自分たちと私が別の人間であることを理解できていないのだと思う。私に理想像を押し付けて全てを把握しようとする。でも自分の世話ができない私にとって、何もしなくても食事が出てきて風呂にも入れて部屋が綺麗なこの環境はありがたくもある。適度な距離を保って上手く付き合っていきたいな両親とも。

 今日は久しぶりに動いている推しを観た。映像かつ映っている時間はごくわずかだったけれど、相変わらず彼はステージ上できらきら輝いていて、それが今の私にとっては眩しすぎた。常に成長し続けて実力の底が見えない彼。出逢ってから5ヶ月とは思えないくらいの熱量で応援している、と自分でも思う。周りからは「すごい勢いで沼落ちしたよね」と驚かれつつも「今までで1番楽しそうだね」と言われた。唐突に同い年の若俳に落ちた気狂いとも言われた。狂っているのは私自身が1番よくわかっている。きっと中毒なのだ。毎公演「この人を応援していて良かった」とか「この気持ちを、きらきらを、宝箱にしまいたい」とかそんな思いで胸がいっぱいになる。その感覚が忘れられず気づいたらチケットを増やしている。加えて「何か還元したい」という思いから個人グッズを多めに買ったりもしている。ファンレターで感謝の気持ちを伝えるのもその方法の1つではあるが、いかんせん文才が無くて自分の気持ちを上手く言語化できないのと、本人の手にわたる前にマネージャーさんに読まれるのが恥ずかしくて高頻度では出せずにいる。

 話題がコロコロ変わって論点ズレズレで駄文だな相変わらず。とりあえず1週間後に1ヶ月ぶりの現場があるので、それを楽しみに無理せず生きていきたい。幸せと疲労のバランスをきちんと取りたい。上手にね。

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