利を取るか？信用を取るか？

ワンマンライブを中止に決定した時

正直　肩の荷が下りた気がした

今回のこの新型のコロナウィルスに対して思った事

何より注視しなければいけないのは死者が出ている事だ

毎年、何かしらの問題はあると思う

けど　感染源は解らないし

感染したかも解らない

解るのはソコソコ大変な事態になった時

冷静に考えて【緊急事態宣言】とか出して欲しい！と考えたが

よくよく調べたら　出した所で【強制力】は全くないらしい

出した所で【何が出来る訳でもない】

吾なりに　何度か危機対策ホニャララみたいな所へ

何度かアクセスした

果たして　ワンマンライブを行うべきか？状況はどうなんだろうか？と

結果的に上記返答が返って来ただけだった

もし、ウチのイベントで死者が出てしまったら　これは最悪のケース

普通の人間なら　その当事者になったら【のうのう】と生きては

居られなくなるだろう

直接なのか間接なのか？は解らないが　そうなったら

自分も原因の一つになりかねないと考えたからだ

　東北震災のときLIVEは一切できなくなった

そん時に　知っているバンドがいくつか解散した

地元が一緒だったり　楽屋で話したら結構話があったり

辞める理由はマチマチだが　あの時と同じ雰囲気が出ている

なんとも言えない嫌な雰囲気

あの時の吾らは世間からしたらキリギリスだったんだろう

皆んなが必死になっている時に　ライブだイベントだと

実際吾も　あの年の３月にワンマンライブを行う予定だった

ソロ名義でだ

そして　そのまま吾も引退する気でいた一人だった

でも出会いは面白いもので　続けたい！と思う時は

辞めさせられる理由が乱立しているんだけど

いざ！辞めてやる！と息巻いていると

なんか変な出会いがあったりする

それが　満天姫しぇりだったりする笑

半年間ライブハウスなどでの活動の仕方をシステムを

教えて　学ばせた

半年後に　よし！もう良いだろう！と

引退する気でいたら　なんか辞められない雰囲気に飲み込まれて居た笑

すると今度は　辞める理由を並べると論破される様な感じになる

あーもうこれは【やれって！事ね？】と

今までできなかった事　やりたかった事を全部やったのが

二天一龍の楽曲である

それから９年も経ってしまった

いつの間にか　二天一龍もベテランの域に入ってしまった笑

あの時に吾は辞めて居たらどうだったんだろうか？

確かにバンドやって居て【貧乏】は付きまとっているけど

別に【ま！いっか】ってぐらいになってしまっている

完全に中毒に侵されている笑

震災の時　色んなバンドが辞めて行った

それぞれが納得して辞めて行ったのだろうか？と

あの年は本当にライブハウスシーンにバンドが居なかった

ブッキングでも６バンド揃うのがやっとな感じだった

その間にライブハウスシーンは色々と変化もして行った

バンドが出演するステージにアイドルが出たり　ユニットが出たり

そっちの方が主流になりつつあった

それが悪いという訳ではない

音楽という共通点があるなら問題はないと思う

そんな変化も見つつ　現在似たような空気の雰囲気がある

あの時少しの間　とあるハコのブッキングをやった事があった

まあ、大した事はして居ないが

音楽で何かを盛り上げよう！って気持ちで

自腹で備品揃えて　出演バンドを募集する張り紙作ったりして

色んなスタジオ行ったりして営業をかけて居た

そんな時に言われた言葉

【でもあのハコ　こんな状況でもキャンセル料金支払わせたんですよねぇ】と

辛辣な言い方と雰囲気で言われた

震災の時　吾の企画したイベントでもハコはキャンセル料金取らなかったのに

今、担当しているハコは【取ったの？】と疑問があった

代表者に確認すると答えばyesだった

その他色々問題が浮上して来た

何度か代表と話し合った結果　その時に決まって居たイベントを

こなした後　吾は退いた

正直、あの時の状況で満額のキャンセル料金をとって居たと知った時

なんとも言えない気持ちがあった

確かにキャンセル料金を取らなければハコは運営していけない

でも、それが【できない状況】ならどうなんだ？と

そのハコはその後無くなってしまったが

ハコとバンドとの関係　信用、信頼があってこそ成り立つ訳で

バンドが居ても　ハコがなければ意味ないし

ハコがあっても　出演するバンドが居なければ

あの時から比べたら　本当にバンドは少なくなった

この環境の中でまた　あの時と同じ雰囲気が出ている訳で

これ以上バンドが少なくなったら

もっと音楽シーンが面白くなくなるだろう

信頼、信用を取るか？　頑なに利だけを求めるか？

人間臭いからライブハウスなどのアナログの業界は

面白いんだけどね