わたしのおばあちゃんの話
みなさんのおばあちゃんはどんな人ですか?
私は小さい頃からおばあちゃん子でした。
家も徒歩5分しか離れてないので、もうお母さんに近い存在でした。
今も現役でオートバイに乗り、掃除バイトしてるパワフルばあちゃんです。
イオンにひとりでふらっといって映画見て、お酒一杯ひっかけてるのに、バイク乗って帰ってきます。
あぶねぇ。
そんなおばあちゃんの子どもの頃の話が
「あんぱん」です。
戦争でお父さんお母さんが亡くなってしまったので、祖母と暮らすようになったそうで。
お転婆だったのでかなり迷惑かけたなと言っていました。
まぁ昔なので中学卒業したら、仕事というか他の家にお手伝いで働いてお金を稼いだそうです。
おしんの世界や。
おしん見たことないですが…
それで初めて出たお給金であんぱんを買って食べていたそうです。
そしたら祖母に、
「そのあんぱんくれ」
と言われたけど、一口も分けてあげなかったそうです。
おばあちゃんはそれがいまでも忘れられず、お墓参りにはいつもあんぱんをお供えするそうです。
こういうといい話だけど、あんぱんくれっていった祖母もすごいな。と、身内ながら思うのです。
でもおばあちゃんがその時あんぱんを分けてあげなかったから、今でも思い出として残ってるのも事実です。
人はいつか死ぬけれども、私はあったことないひいひいおばあちゃんをあんぱんを通じてたまに思い出します。
明日美味しいあんぱん、娘と食べよう。