スプラのエリアが勝てず発狂しそうなあなたに送る「この人マジすぎる大丈夫か?」感な香ばしいメモ

題して「スプラエリア精神論、冷静さの重要性と反省会の意義」

概要
・冷静さのリターン
・味方ガー心理の無意味さ
・反省は無条件に奨励しがち
・弱い味方を当たり前の日常として受け入れる
・試合後に反省をするくらいなら試合中のマインド管理の徹底

冷静さのリターンは大きい

スプラはメンタルゲーと呼ばれる。イライラを押し付け合い余裕を集めるゲームと見ることもできるだろうか。特にエリアは繊細だ、些細なほころびから何もできずノックアウト負けすることが珍しくない。そんなとき自分の無力さを痛感する。自分のように押さえるべきポイントがわかっていないと不思議と勝てない試合が続きアタマがおかしくなってくる。雑念は少ないに越したことは無い。

ぎりぎりの撃ち合いシーンを例に考えてみたい。

お互いの弾が当たりそうで当たらない、
あぁもう少しでインクが切れる、
敵の応援がすぐにも来るかもしれない、

射程や乱数、反射神経のアレコレはあるが長期的には冷静さに秀でたプレイヤーが塗り勝ち成長していくだろう。冷静時のプレイは以降も同じ動きが期待できるし普段の軸がブレずらいので「次の試合では進行スピード早めに」「次はサイド展開ぎみに」などの調整が成り立ちやすく成長もしやすい。それに対し焦りや怒りを伴ったプレイはランダムに等しく次も同じ事ができるか怪しいだけでなく軸がブレるので1試合ごとに積み重ねられるものも乱雑傾向にあるだろう。

敵と対面して「あっ!」「わぁ!」というような感嘆が漏れ出ない時のほうが調子が良い経験は無いだろうか?たかが感嘆だがその精神状態の差は勝負を決する要因足り得る気がしてならない。

冷静さそのものはリザルトには表れないがギリギリの撃ち合いでの勝ちはただの1キル以上リターンがあると考える。チームは勢いづき、やられた当人は冷静さを欠き、やばさを感じた敵は引いていく。敵のイライラの総量は増えこちらの冷静さは増す。2対1の不利対面でギリギリ一人を落とした流れで二人目も倒せる。そんなシーンは技術だけでなく冷静さの優劣が表面化した好例と言える思う。そういう撃ち合いを冷静にもぎ取ると不思議とそこから勝ち筋が開ける、そんな経験が皆さんもあるんじゃないかと思う。

以下では雑念のひとつである味方ガー思考を一端にいかに雑念をコントロールしていくかを考えてみる。

このリザルトを見て欲しい

いろんな意見があるだろうが
「味方フロ2キル4デスっておいー」「相棒のクアッド6キル7デスでスペ2回は勘弁してくれよー」「バケツ塗り少なすぎすぎだろー」
などがいわゆる「味方ガー」的な視点の意見だと思う。

こうやって書けるくらいなので自分も思いはする。するのだがその思考にどれだけのメリットがあるのかというところを考えてみたい。

試合後であろうが試合中であろうが味方ガー思考はメリットなし

負け直後は素早くイカリングを更新しリザルトを見て、より深くねっとりと嫌な気持ちにひたっている人はいだろうか。(はい、僕です)その結果何が変わるのだろう?終わってしまった試合の戦犯らしき人を見つけ出しても敵のエースのキルレを見ても次に活かせる情報は何も得られない。

では自身の行動を内省すれば良いのだろうか?「もう1キル、デスらずにやれたら変わったかもなー」「もう少し前線上げる意識のが良かったかなー」それら些細な変化が味方デスを減らし、味方の強みを引き出し勝利へ繋がっただろうか?

それは誰にも分からない。

反省行為は手放しに賞賛されがちだが実は全ての反省が適切とは限らない。キャラコン不足エイム不足のように改善可能な明確な不足であればともかく、多くは「あの時左ではなく右に行けば勝てたかもしれないなぁ」的なもはや願望のごとき根拠の薄い結論に至りがちだ、それは反省だろうか。「その反省は根拠が乏しく正しいと言い切れない」などと指摘される機会が皆無なのが厄介だ。「押しすぎたから次は引き気味に」という反省?が次のメンバーで上手く機能するかは誰にも分からない。反省行為は決して無意味ではないが「負けたから明日は今日と違う動きをしよう」というのは前進している感が欲しいだけで一進一退に陥っていないか?という提議だ。

反省会自体に意義を見出すの禁止。試合後に反省をするくらいなら試合中のマインド管理の徹底

でも反省をするなと言われても自分も困る、ではどうすればいいのだろうか。本当に気をつけるべきは試合後でなく試合中ではないだろうか。例えばもう三度目の打開などの窮地、これミスったら負けるだろう今まさに冷静であるか、萎えていないかなどのマインド確認とコントロールを徹底していきたい。試合後の無根拠な反省会よりもこちらの意識の方が長期的な伸び代は絶対に大きいと思う。味方にケチをつけたり冷静でなかった試合の反省が「味方が弱かった、自分に冷静さに欠けていた」では試合を捨てているに等しい。試合中無駄な思考は行わずプレイに集中していれば負けてしまっても具体的な改善点が見出せるかもしれない。次の試合への気持ちの切り替えも早い。怒りや焦りに身を任せている時は自分のようで自分でないと知るべきだ。怒ってるその時だけの自分というのは言わば他人だ。怒りのAさん、怒りのBさん、怒りのCさん、そんな感じてまいつも違う人が来る感じだ。だから実はその負け試合から何も学べず負け損なのだ。他人にコントローラーを委ねてはいけない。

話は戻るが、根拠無し具体性無しの反省など反省のナリをしているだけでなんでもない。むしろそれで下手に勝ったりしすると正しい戦術だと思い込み害悪思考にすらなりうる。

上級プレイヤーからの指南であれば彼らの経験に裏打ちされたものだと信用に足り得るが、そもそも今そのレベルで頭打ちになっている自分である。その自分自身からの「こうじゃないかなぁ(放り投げ)」的なアドバイスなどお察しではないだろうか。

反省行為を全力でディスっているように見えるが決してそういう意図はない。成長したい気持ちが強い人ほど前進している感欲しさゆえ無理に「反省点」を見出していないだろうか、それは本当に適切で有益な「改善点」なのだろうか?そんなうまいこと1試合ごとに見つけられるものだろうか。反省が自分へのポーズにならないように。適切な改善案を見つけることが肝要なはずだ。

弱い味方はそこらじゅうにいるという事実、それを割り切り受け入れる

環境武器があるのだから弱武器は存在し、なんで開幕でそっち行くねんな味方もいるし、偏った編成も存在する、「ちょっとやらせてー」的に本来のウデマエでない味方が来る可能性すらある。そう、弱い味方はそこらじゅうにいるのだ。そんななか安定して勝利を重ねていくためには何が必要だろうか。

まずは弱い味方の存在を拒絶せず、当たり前の風景として認識することではないだろうか。それはどんなに凄惨なメンバーだったとしてもだ。

例えば適切に動かないフロや弓など多少前後できる動くスプリンクラーみたいなものだが(偏見)「スプリンクラーが来ちゃったなー」などと意識を割いていても完全に無駄と知ること。その味方が来たことよりもそんな無駄な思考をしている方が問題だ。そもそも平等な条件の試合など実現不可能であることは冷静時は十二分に理解しているはずだ。天気気温体調メンタルの好不調があっても試合は開始される。だがなんのことはない求められる動きはいつもと変わらないのだ。冷徹に観察し、最大限隠密し、トリプルトルネードとアメフラシダブルで来てもすぐさま安全地帯で生存もしくはリスジャンし、キューボムとサメライド挟みにあっても「ここなら」という生存エリアで硬直のサメライドをたたく。0コンマ単位で変わり続ける戦況で絶えず脳みそを搾り出し最適解を試合中に出し続ける、一滴一滴しずくを集めるように誠実適切なプレイを心がける事だけが唯一試合中自分の意思でコントロールできることではないだろうか。遥か彼方でバシャバシャパシュパシュ単独スペ吐きしていたとしてもハナからスプリンクラーだと思って気にすべきでは無いのだ。

試合に負けても自身のキルレは割らないように

冷静にプレイできているかの物差しとしてキルレ確認は有効だと思う。アサリなどと違いエリアでは有益なデスなどほぼ存在しない。キルデスがほぼそのままカウントに直結する、自身のキルレが凄惨だった場合、適切な判断ができていなかったと見るべきだ。どんなに塗りがひどかったとしても適切な工程を踏んで処理を行なっていたならば大きくキルレを割る事は理屈に合いずらい。それは雑なプレイ、平常でない精神状態ではなかったか。

キャリーされた場合をどう捉えるか

「2キルしかしてないのにあっさり勝てたなー」「俺がいなかったら負けてたな」確率から考えればそのような試合は半々な筈なのだ。キャリーすることもあればされることもあります。であれば負け試合でたまたま自分がお山の大将だった時だけ味方の武器や動きについての不満を思うこと自体が都合の良いみっともない見方であるし、そもそも不満を味方に伝える手段はない、伝えられたところでチームを固定しているわけでもない。

「不満くらい思っても良くない?誰にも迷惑かけてないし。」

その発言は間違っていないが為にならない、その不満は、ストレスは次の試合に絶対に負の影響しか与えないからだ。能動的に働きかけることのできない事象に不満など持っても変えられない事が目についてイライラが増すだけだ。「もっと夏涼しかったらなぁ」「宝くじが当たればなぁ」「もっとイケメンに生まれてたらなぁ」など軽口であればいいがこれらを本気で望みはじめると現実とのギャップに要らんストレスを感じ出して害悪でしかなくなる。

「雑魚武器担いで来んなよー」
「まともな味方来てくれー」

この発言は軽口だろうか?無駄に他のプレイヤーに目くじら立ててはいないだろうか。このメンタルが試合に悪影響を及ぼさないわけが無い、このような事を想起してしまった時点で脳タスク的に十分不利なのだ。

「味方一人突っ込んで死んだかー、じゃあどう攻めようか」私たち頭打ちの状態のプレイヤーが勝率を上げるにはこれくらいの冷静さ、変化が必要では無いだろうか。

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