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喰う寝る遊んでマンガ読む【ブラックラグーン】厨二病

最新巻を読み始めて、すぐ、
マンガを読む手を止めて、
タバコを買いに行きました。
禁煙してしばらくたつけど、
このマンガ、タバコなしでは読めないんだよね(笑)

はい、ブラックラグーン第12集発売やったぜ!

■十四才

ザ・ハイロウズの中でもトップレベルに好きな曲で、
「十四才」という曲があるんだけど,

その曲の歌詞でこんなのがある。

あの日の僕のレコードプレーヤーは
少しだけいばって こう言ったんだ
いつでもどんな時でも スイッチを入れろよ
そん時は必ずおまえ 十四才にしてやるぜ

俺にとってのレコードプレーヤーは、
ブラックラグーンなんだよ!
いつでも俺を厨二病にしてくれるんだよ!
男の子の「かっこいい」を
コマの中にミチミチに詰め込んだこのマンガが
俺にタバコを吸わせるんだよ!

■いや落ち着いて感想を書こうよ

たわ言はこの辺にして、感想。

いや、やっぱり最高に面白いわ。
セリフを一文字も見逃したくない。

ガンアクションももちろん面白いんだけど、
俺は会話シーンが好きなんだよ。
もうずーっと会話でもいいくらい。
気の利いた言い回しが最高なんだな。
さて、何から話すか。

■好きなシーンを並べることに

「ストーリーテリングがー」とか
「作画がー」とか
「セリフ回しがー」
「キャラデザがー」
などなど、
いい歳になったおじさんっぽく
知ったようなことを書こうと思ったけど……

やめた!

ここがかっけえぇ!を羅列する!

■新たな刺客!

いいよねー。スーツ女子。
よくもまぁこんなに
可愛くてかっこよくて強そうな女の子を
何人も生み出せるものだ。。。
勿論血のにじむような苦悩があってこそなのだろうけど……
ありがてぇ。
この新キャラ5人を主人公にした漫画が読みたい。
というか新キャラが出てくるたびに
そう思ってるけどね。

(「BLACK LAGOON 掃除屋ソーヤー 解体!ゴアゴア娘」があるけど、
 ブラクラに限っては原作至上主義なので未読なのだ。。。
 や、完全な食わず嫌いなだけなんだよな。。。
 やっぱ読んでみようかな)

■ロックの価値観とレヴィの価値観

今回もロックとレヴィの車中の会話で、
所属する組織に対する考え方のズレがはっきりと。
攻殻機動隊もそうだけど、
別に考え方が同じなわけではなくて、
自分のやりたいことのためには
お互いの力が必要だ、
っていう関係性がいいんだよな。

ただロックとレヴィはそれだけじゃなくて、
はっきりと表には出さないし、
出す気もないだろうし、
なんなら本人は否定するかもしれないけど、
……適切な表現が見当たらないけど、
お互いを好きなんだと思うんだよな。
レヴィがロックをかばって死ぬのも
その逆も、
想像つくし、
俺としては違和感はないんだよ。

ヘタレの地平線にも書いてあったけど、
一回がっつりケンカしてるからね。
あれがとってもとっても大事だった。
あの話、
初見ではすごくハラハラというか、
居心地が悪いまであったけど、
あの話があってよかったと切に思うんだなぁ。

■張さんとロック

結構前からそうなんだけど、
今回も張さんがロックという人間をを買ってるのが
見ていて気持ちいんだよなー(笑)

このマンガ、
ちゃんと主人公が読者の分身になっているのがすごい!
ホワイトカラーで、
正義感たっぷりってわけじゃないけど、
人情もあり、
でもロジカルでクールで、
俺の仕事が上手くいかないときには
「俺も仕事辞めてロアナプラ行ってかましてやろうかな」
なんて思っちゃって、
でも妄想して2秒後にはレヴィに撃ち殺されている未来が見える
という生活を続けて20年くらいたちます。

そんな俺の分身であるロックが張さんに認められているんだから、
事実上俺が張さんに認められてるってことだよね。
そういうことでいいんだよね。

■レヴィとシェンホア

この二人も仲が悪いのがいいんだよ!(笑)
わかってらっしゃる!
というか登場人物が基本的に
みんな仲がいいとは言えないんだよ。
それがいいんだよ!

■拷問か、あるいは……

ロックたちが敵の一人を捕らえて
生かすも殺すもこちらの指の力加減次第、というシーン。
(これくらいはネタバレじゃないよね!?)

ん気持ちいいいいいいいいい!!!

これが、圧倒的に相手に対して優位に立ったときの快感か!!

俺たちは
やろうと思えば
仲良くできる、
一緒にハミング出来るくらい
仲良くだ。
そうすることを俺たちは望んでる。

痺れる宇ううううほおおおおおおお

そしてロックの

彼女を優しく扱ってやってくれ。

にドキッとする俺。
レヴィが

へへへ、そいつァどっちの意味にとりゃあいいかな?

と返す。
俺もそこが気になっている。
ロックは何て返すんだ?ドキドキ……

ロックの答えに、また惚れるんだよ。
ああ、ロック、やっぱり好きだぜあんた。

ここのシーンは12集でもトップクラスの
エクスタシーポイント。

■ロックとフォン

フォンが出てくるの嬉しいなー。

俺は勝手に、
フォンはロックの後輩だと思ってて。
まぁそれは時系列上、事実なんだけど、
ロックに極めて近い経緯でロアナプラに流れ着いた、
という意味でも後輩であり、
後輩であるフォンが生き生きしているのは嬉しいものです。

別れ際、
ロックに対するフォンのアクション。
そしてそれに対してクールなロック。
かっけーんだよ。
俺ならどぎまぎしちゃうね。
でもロックですから。
俺の分身であるロックがクール。
つまり俺がクール。

■ページの使い方、好き

その次のページがシェンホアの

お腹へたね。
(注:お腹減ったね、の中国語訛り)

だからね(笑)笑っちゃうよ。
こういう切り替えがブラックラグーンでけっこうあって
面白くて好きなんだよ。

別の巻の話だけど。
レヴィが電話ボックスで
ガチガチガチ
ってダイヤルをプッシュしている次のコマで
ロットン達がゲームのコントローラーを
ガチガチガチ
ってやってるのとかねー。好きなんだなー。
あそこたしかアニメでカットされちゃったんだよなー
楽しみにしてたのに(笑)

■面白え、いいだろうロック。乗ってやる。

「だが面白え。面白ぇっていうのは大事なことだぜ。」

今手元に本が無いから正確じゃないかもだけど、
作中唯一、ダッチの瞳が描かれたコマにある言葉。

俺が実生活の中でちょっと物事に困ったときに心に浮かぶ、
俺が大好きな、ダッチの一言。

それを彷彿とする、このセリフ。

このストーリーで、
ダッチは不安要素の一つとして描かれているんだけど、
12集で彼が言う

面白え、いいだろうロック。乗ってやる。

「ああ、ダッチは大丈夫だ」
と思わせてくれる一言でした。

■バラライカ!……さん!

やっぱり怖いよバラライカさん。

ロシア語で決めゼリフをぶちかましているが、
訳がないので何て言ったのかわからない。
わからないけど、絶対ロクなことじゃねえ……

3……3,なんだ?

怖いよバラライカさん。

■高校編

……やっぱ広江礼威先生アホだ(誉め言葉)

■ヘタレの地平線

うーん、どしっとくる話が満載でしたね。

それぞれのストーリーの裏話は
どれもめちゃめちゃおもしろいんだけど、

やっぱりファンとしては
休載についての話はどうしても気になってしまう。

広江先生が休載していた頃は、
まだ「ブラック企業」だとか
「心の病」というものが
世に浸透する前で、

今では大きな誤りだったと反省しているけど、
広江先生が休載期間に同人誌を出した、
という話を聞いた時には、
「えっ」と思ってしまったのは事実なわけです。
本当に無知故の思考で恥ずかしい余りなんだけど。。。

SNSでも心無い言葉をたくさんみた。
今思えば本当にひどい時代だった。

最近呪術廻戦の作者が休載したけど、
本当に暖かいコメントばっかりで、
なんか、時代は変わったな、と思ったよ。

先生は不条理なバッシングを死ぬほど、
文字通り死ぬほど受けたことで、
ただただ指をくわえて「続き読みたい」と騒いでいた俺たち読者の
何倍も何十倍もの苦しみを広江先生がしていたと考えると、
今、ブラックラグーンの続きが読めることは
なんて幸せなことなんだろう、と
思わざるを得ないわけです。

もしかしたら、広江先生の状況次第で、
ブラックラグーンは完結しないかもしれない、
という覚悟もしています。
もう十二分に楽しみました。

でも……でも欲を言えば、
欲を言ってよいのであれば、

ブラックラグーンの続きが、
ただただ、読みたい。
健康な広江先生が描くブラックラグーンの続きが読みたい。

それだけであります。

■まとめ

ヘタレの地平線読むだけで
本編の記憶が消えかけたけど、
いやー、やっぱ本編が面白い。

ブラックラグーンを読んでると、
脳みそがぐんぐん歳を遡り
思春期を経て培ってきた俺の語彙が
全部ぶっ飛んじゃうんだよな(笑)

ブラックラグーン、おもしれえよ!
みんなかっけーよ!
続き早く読みてー!(笑)

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