【表現評論】メモリーズオフ 想い出にかわる君 コアレビューその3 那由多ルート1【全作再プレイシリーズ】
⚫︎前回の記事
⚫︎本屋で那由多と遭遇
犯罪の本が並んでる棚に現れる那由多。いきなり闇を見せてくる。
⚫︎カキコオロギの被害者2号
1号はイナケン。
⚫︎過去の誰かに似ている那由多
那由多に対して懐かしい感覚を覚える主人公。過去の誰かに似ていると言っていますが、これは那由多本人じゃなくて、沙子だったような気がする。俺が信じる俺を信じろ。
⚫︎ヘッドホンを分け合う人たち
こんなん絶対気があるでしょ。なかったらこの世が終わるぞ。マジで。前もそんなこと言ったような気がするけど、どのシーンだったっけ。探したらかおるが家に来るシーンでした。キャラ的には似てる。
しかし出会った人がみんないきなり好感持ってますね。この男は。手まで握ってくるし。いきなり家に呼ばれるし。チャリ二人乗りで家に向かうし。通報しました。イケメンの世界観はこんな感じなのだろうか。親ガチャ当たっただけですやん。とりあえずこれが想君のベストCG賞ということで。まだ始まったばっかりなんだが。LeMUという曲はEver17のネタですね。Ever17はLeMUという海底施設で繰り広げられる物語で、OP曲もLeMUという歌です。LeMUよりもit's a fine dayが好きだし、it's a fine dayよりもレムリアに捧ぐの方が好きです。知らない人は何のことか意味不明。
ショーゴ君はカナタを乗せていた頃を思い出しています。りかりんというワード、想君から出てたんですね。このりかりんはあのりかりんで間違いなのか。登離波橋に行ってみた愛を確かめようとするシーンですが、見事に別れてるんで、愛は幻想ってことですね。
⚫️北原邸
那由多の芸術作品を鑑賞。ここで加賀正午君の本質が現れてます。論理厨、効率厨。何にでもインスタントな答えが用意されていると勘違いしているタイプですね。顧問がアホやからバスケでけへんのシーンも同じことが言えます。効率とか論理では測れないものがいっぱいあると思いませんか。世の中には。効率の果てにやってることはカフェでダラダラしてるというね。
北原邸で沙子に遭遇。鏡に向かって私は私と繰り返しています。謎。那由多に聞くとめっちゃ気まずそうに姉さんですと返答。仲悪い姉妹。メモリーズオフの姉妹は白河姉妹と相摩姉妹と荷嶋姉妹と北原鳴海姉妹と嘉神川姉妹と三城姉妹か。最後は血縁関係がないけど。仲悪いの北原成美姉妹だけじゃないですか。音緒さんのやらかしはまあ、まあ。
那由多も一緒にいると気分よくなれるタイプのキャラですね。かおるとか巴とかその系統。みんな声がいいんだよな。声が。
⚫️大学へ通う日々
1限目休講でキレ散らかす主人公。この時代はネットで確認もできんからな〜。今は本当に便利な世の中ですよ。
また大学で那由多と遭遇。こんなことを言っています。
ほんまか〜? こういうのはね、言葉を信用してはいけません。真実は常にひとつ。現実の選択だけが真実です。ショーゴ君は相当イケメンですわ。しかもショーゴ君、面白いか。弄られたらキレ散らかす人やぞ。
⚫️小夜美と静流
全く話が通じない人になってるんですけども。そんなキャラじゃないでしょ。二人とも。誰が作ったんだよこの二人のテキスト。
⚫️トビーを殴る
つばめルートでガチで人を殴った主人公いるのか、と言いましたが
ここにもいました。普通に殴ってます。環を雑に扱うトビーにキレたシーンです。で? がトビーの口癖ですが、何だろう。ブラック上司の問答みたいな雰囲気があります。で? お前はどうしたいの? みたいな。
⚫︎昔遊んだあの子
を急に思い出す主人公。那由多と勘違いしてるけど、それは沙子です。KIDお得意のミスリード。母親に昔仲良かった子いたじゃん! あれ誰? と確認すると、鳴海さん家の子? と返ってきます。大学で那由多の苗字が鳴海であることを知ってヒャッハー! とばかりに那由多のところへ向かいますが、まあ違う人なんだよね。
⚫︎カナタと別れ
別れも何も別れてるんですが。お互いに微妙な未練はあるという感じですが、他の女のルートに行く時は、それを吹っ切るという通過儀礼があるらしい。ほたるの別れに比べれば何ということはない、あっさり風味の話です。
⚫︎自己犠牲
この作品、誰にも自己犠牲の精神がなさそうですね。自己犠牲とまでは行かなくとも、人のためにどうこう、ということがない。みんな俺が俺が、私が私が、の精神。かろうじて音緒さんくらいか。なんで音緒だけ毎回さんづけなのか。ある意味、最もメモリーズオフのコアからかけ離れた作品かもしれません。メモリーズオフが副題だしね。今のところ、昔より印象は下がってます。終わる頃には2ndより下になってる可能性がある。ただ、この作品からしか得られないものがあることは確かですが。アレですね。パワプロで言ったらドラフ島みたいな作品。
⚫︎シンのインド話
何でインドの田舎の小さな村の子どもが英語喋ってるんでしょうか。どこでも英語が通じるという謎の世界観って、日本独自のものなんですかね。普通に考えたら通じない世界の方が大きいんじゃないのか。
⚫︎ホームページ作っただけで大騒ぎ
そういう時代です。時代を感じますね。携帯がないだけの初代よりも古臭く感じてしまうのは気のせいか。
⚫︎沙子と遭遇
トモヤとめっちゃ楽しそうに遊んでるけど、主人公には塩対応。クールですねと言ったら、ブチ切れ。痩せてると同じくらい言われたくないと。私は痩せてるのではなく引き締まってるのだと。聞いてないことまで語り出す人です。メモオフは作品毎に塩対応キャラを一人は入れなければならない決まりがあるらしい。詩音、鷹乃、沙子、雅、麻尋、霞、ノエル、陽詩。T-waveはいませんでした。りりすは違うし。それ言ったら陽詩も微妙に違うか。
沙子に会った時に何か引っかかりを覚えてるようですが、こっちが想い出の女の子だからね。那由多ではない。
⚫︎シンのミックス昔話
一寸法師だの桃太郎だのをミックスした昔話。どういう意図でこういう話を入れてるんでしょうね。すぐ終わってくれるんならまだしも、長い上におもんないという。プロレス会話といい、謎の水増し会話が散見されます。滑ってるネタを一生繰り返すような苦痛があります。ここに限らず、とにかくテキストが長いですね。必要な長さとも思われない。
⚫︎MDの聞き込み
那由多にMDを借りてますが、返そうとするともっと聞けと言われます。これは思い出しましたわ。確かショーゴ愛してる〜って入ってんだよね。カナタが言ったセリフのはず。それをちゃんと聞けと。ということはMD渡した時点で告白されてるようなもんですね。MD渡されたのは、初めて家に行った時だから、初めて家に行ったのは、出会って2回目(厳密には3回だけど、1日目に2回会ってる)なわけで、2回目で告白されているということは、つまり一目惚れです。
そうか〜。一目で一緒に笑って過ごせることを見抜いたか〜。はい。まあ細えことはいいんですわ。可愛いから。
⚫︎那由多の懐の深さ
変態も大好きらしい。芸術系だけあって懐か深い。どんな人間でも受け入れる深さを感じる。本人も変な頭巾かぶってるし。
⚫︎血のつながらない姉妹
という那由多の話。異母姉妹だと思ってました。三城姉妹も血繋がってないので、血縁関係のない姉妹率はなかなか高い。沙子は母親の再婚相手の娘。メモリーズオフっぽくなってきたな。沙子はある時急に冷たくなったということですが、この理由は覚えてません。初見プレイか。急に冷たくなるってことは、それなりに家族関係に対して衝撃の事実があったって話ですよね。しかも沙子は父親と確執があったはずなので、となると、どゆこと? 父親との確執、父親の再婚相手の子どもに塩対応。血の繋がらないって言ってるけど、大昔の記憶を手繰り寄せると、血縁関係はあった気がするんですよね。ということは、父親は再婚前から不倫してたってことでは。そらおかしくなりますわ。
次回に続きます。
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