一般社団法人givとしての運営体制へ

2019年からgivをスタートして2年と半年ちょっと。
日本全国から参加してくれるメンバーが増えてコミュニティが大きくなり、アプリが整備でき、自治体での導入実績もできました。

急激な成長を目指すのではなく、
価値をしっかり深めていくフェーズとしてじっーくりと時間をかけてきました。

明日2021年8月1日よりgivの活動は一般社団法人givに運営を一本化します。というのも、設立から現在2021年7月に至るまでは、株式会社SUKILLSと一般社団法人givの２つの組織で運営をしてきました。

givの活動資金、システムの開発等、立上げや運営に一定のコストがかかります。それを資金的にも手当てする必要がありました。いわゆるスタートアップな企業であれば投資家、ベンチャーキャピタルといった方々から資金調達することも多いです。しかし僕たちgivでは、決められた時間軸の中で金銭的リターンをあげることを目的にしていません。

あくまでも、”心の豊かさ/Well-Beingを感じられる社会”に向けて取り組んでいくことが何よりもの優先事項であり我々の存在価値です。

ということで、運営が金銭的に苦しい中でもそこは変えずに、急成長での金銭リターンを目的とするような資金は入れずに、自分たちだけでやって行こうと決めました。そのため、僕自身、givとはまた違う事業を同時に立ち上げ、そちらで得た資金も軍資金にしながらgivを立ち上げてきました。
立上げ時から資金的にも多大な支援をしてくれているgivの理事でもあるDG TAKANO高野さんにもSpetial Thanksです。

人の好き(Suki)なことを通して、スキル(Skill)を磨く。
そんな人達を増やしていくという想いから複数形の(s)をつけて、
SUKILLSという社名としました。

もう一つの事業も僕自身が本気でやりたいと強く思っている活動であり、お金のためだけにやっている訳ではありません。

2年と半年の月日が経ち、おかげさまでその事業もしっかりと立ち上がってきました。そしてその甲斐もあってgivも冒頭で記載した通り0→1のステージを越えることができました。

それぞれの事業、活動を一緒に育ててくれた仲間たちや参加してくれる方々に感謝しかありません。本当にいつもありがとうございます。

今回、株式会社SUKILLSが保有するgiv事業、システムや商標といった無形資産全てを一般社団法人givに無償譲渡することにします。

背景としては、一般社団法人givが単一組織として運営できる体制および目処が整いそうなこと、また活動を推進する組織を一本化することで、今後givの価値をより多くの方に分かりやすく届けられると判断しました。

持続可能な運営に向けて、資金的な支援も含めて応援をしてくださる企業や自治体、個人も増えてきつつあること、また資金だけではなく、システムのオープンソース化等も始まり人的リソースを含めて時間をgivしてくれる仲間が増えつつあること、みんなでgivのインフラを創ることに向けて本当に小さな一歩ですが、着実に進みつつあります。

今後も一般社団法人givは、人のWell-Beingを向上させる活動、コミュニティ運営、そしてそのプラットフォームを安心安全に提供し、豊かな社会づくりに向けて一層取り組んで参ります。

引き続きみんなで一緒に楽しい素敵な社会を創っていきましょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西山  直隆