続MBTIの話〜ユング心理学〜

MBTIはユング心理学をベースに概念を拡張したものだそうで、ユング心理学とは異なる面もあるようです。

以前書いたように、私はMBTIではINFPと出ることが多いですが、実際はほかのタイプの特徴も持っています。

MBTIでは人を16タイプに分けますが、分け過ぎなのではないかという気もします。人間はそんなにきっぱり違うわけではなく、性格の違いにもグラデーションがあるからです。

一方、ユング心理学ではタイプは8つです。これくらいのほうが人間のゆらぎにはいいような気もします。

ではユング心理学だと私は何になるでしょうか。

調べてみると、私は「内向的感情タイプ」になりました。

ユング心理学では、一番良く使われる機能を優越機能と呼び、これをタイプ名としています。

したがって、私は「内向的感情」をよく使っているということになります。

「内向的感情」は好き嫌い、快/不快など自分の感情で物事を判断していく機能です。

確かに、こだわる部分では論理的、客観的には非合理でも、自分の感情を大切にするので合ってると思います。

また、二番目、三番目によく使う機能を補助機能と呼びます。これは人によって言っていることが違うので判定が難しいのですが、二番目は「外向的直観」、三番目を「内向的感覚」とひとまず考えます。

「外向的直観」は、自分の外の物事に対して色々な可能性を感じる機能です。こんなこともできるのでは?と興味を持ち、それを確かめようとします。他人に対しても先入観を持たず、あれこれ想像します。本質を掴むのが上手いとも言われていますね。これは自分でもよく分かります。仕組みが知りたいんだとか言ってるのも、この機能が働いているからなのでしょう。

あと、(読みやすいかはともかく)文章とかを分かりやすく書こうとするのも、他人が読んだ時にどう思うかなと想像しているためですね。

しかしながら、「外向的直観」は可能性を見出しまくるので、関心があっちらこっちらにいってしまい、持続しないという欠点があります。私は自分では飽き性だと思ってるんですけど、これは「外向的直観」があるからなんだなあと思いました。

三番目の「内向的感覚」は、過去の自分の経験やデータをもとに、物事に向き合おうとする機能です。慎重さを要求してくるわけですね。

これも確かにあって、失敗したくないという思いがあるので、関心はないがやらなくてはいけないということをするときは、過去の経験とか、他の人の経験談などを参考に、脳内で散々シミュレーションします。シミュレーションしすぎて、最終的には「やってみなきゃ分からん」と急に外向的直観が働くのがよくあるパターンです。

四番目の機能は劣等機能と呼ばれ、苦手であり、普段は使わない傾向にある機能です。これは私の場合「外向的思考」です。

「外向的思考」は、ルールや常識、合理性といった外部のものを遵守し、それを物事の基準にする機能です。「〜すべきだ、〜しなければならない」という感覚を何ら抵抗なく受け入れるのでしょう。

これは確かに苦手です。というか、外向的思考タイプの人のことは、あまり好きではありません。怖いと思ってしまうので。

とはいえ、こういう機能もある程度働かないと、内向的感情で暴走しかねないので必要な機能ではあるのでしょうね。

私自身は長男ということもあって、外向的思考も昔から多少使ってきたような気もします。弟に対して、そういうのを求められる部分もありますからね。世の中の兄よりは、かなり緩い方だったとは思いますけど…。弟にパシらせたりは絶対しないですからねw

こうやって考えてみると、

普段は、物事に色んな可能性を感じながら、自分の感情にのっとって生きている。

関心ないけどやらないといけないときには、過去の経験やデータをもとに失敗しないよう慎重に対応する。

という感じで生きている傾向があるということですね。

かねがね、その通りだと思います(笑)
オモロイね。

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