「人口1万人当たり職員数」が「68人」です~職員数①

西宮市では、「人口1万人当たり職員数」が67.88人/1万人になります。下の表は、中核市62団体を「人口1万人当たり職員数が少ない順」に並べたものになります。赤の着色部が西宮市であり、全62団体中の40位になります。
 
1位の八王子市は、西宮市と比べて「面積で1.9倍,人口で1.2倍」の規模ですが、約600人も少ない職員数で行政を運営しています。
 
また、青の着色部は「近隣の類似する中核市」になりますが、いずれも西宮市より上位にいます。つまり、「近隣の中核市」は「西宮市より少ない職員数で行政を運営している」ことになります。
 

中核市(62団体)人口1万当たり職員数
※抜粋:類似団体別職員数の状況 令和4年3月 総務省~P36、37

中核市と一概に言っても、人口では最小19万人~最大64万人の約3.5倍の差があります。市域面積においては最小25k㎡~最大1242k㎡の約50倍もの差があります。
 
一般的には「人口密度の低い地域」の方が行政コストが増すと言われています。「人口密度」と「人口1万人当たり職員数」の傾向をつかむために、相関プロットを行い相関係数を求めました。
 
相関プロット図から「データのバラつきが大きい」ことが分かります。また、相関係数が「r1=-0.31」になることから「弱い負の相関傾向がある」と言えます。つまり、中核市の「人口密度」と「人口1万人当たり職員数」には、顕著な相関傾向があるとは言い難く「人口密度が高くなると、人口1万当たり職員数が多少減る傾向が見られる」という程度のものと考えた方がよさそうです。

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