脳みその外付けHDDが欲しいとずっと思っていた/Notionをもっともっと広めたい

インターネットが日常のものになって以来、「人に見せるためではない自分のためのサイトが欲しい」と思っていました。自分の脳みその外付けハードディスクですね。そのようなサービスはありそうでなかなかないため、何度も自分で作ろうとしてきました。父親が機械好きだったせいで70年代後半から家にマイコンがあり、小学生だった私はそこでBASICに触れました。大学時代にはFORTRANも学びました。しかしそのあたりでプログラミングからは遠ざかっており、webプログラミングは何度挑戦しても難しく、理想のサイトを自作することは叶いませんでした。

evernoteやOne Noteが登場したときは、その可能性に一瞬浮足立ちましたが、それらは私の思い描いているものとはちょっと違いました。ですからNotionを知ったときは、本当にもう、長年追い求めていた理想の恋人に出会えたような喜び、興奮で舞い上がりました。それは2020年頃だったと思います。もちろんすぐに使い始め、「こんな夢のようなツールがなぜ日本ではあまり知られず、評価されないのか」と憤りもしましたが、私自身も思うように使いこなせず、なんとなくその理由がわかりました。誰もが使うにはちょっと難しいし、自分の理想の形にするためにはある程度の時間や根気も必要なんですね。

でもその後、状況は少しずつ変わっています。私はしばらく遠ざかっていてそのことに気づかなかったのですが、いつの間にか日本語版の機能も充実して、どんどん使いやすくなっているし、Notionの使い方をYoutubeなどで解説してくれる人も増えています。今ならできる、と思えたので、2023年春、私はNotionを再び使い始めました。やっぱり、長年待ち望んだ恋人だったのだ、と思いました。

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