私のパラドックス【キャリコンサロン編集部】
毎週決まったお題に沿って何かしらを書くというキャリコンサロン編集部の活動。
さて、今週のお題は、また難しそうな言葉が来ましたね。
「パラドックス」。この言葉を聞くと私のようなSF好きな人間は、つい、「タイムパラドックス」を想起してしまいます。
そのジャンルでは、「親殺しのパラドックス」が有名ですね。これは、
というもので、ここをどう解決するかをテーマに、いろんな小説や映画が作られてきました。
一番有名なのは、あの「バックトゥザフューチャー」だと思います。
この映画は親を殺すわけではないけれど、過去に旅した主人公が、若き日の両親の出会いを邪魔することになってしまい、そうなると、両親が結婚しない、つまり自分も生まれなくなる。さあ大変!
というお話でした。
さて、いつものように冒頭の脱線をしたところで今日のお題に話を戻しますと、「私のパラドックス」です。
「私の」とついていますので、ここは自分にとってのパラドックスとは何か?を話さないといけないわけですね。
となるとタイムパラドックスのような論理思考実験ではなくて、心理的な側面でのパラドックスということになるかと思います。
再度、パラドックスについて調べますと、
ということでした。
それで思い出したのは、先日、ある転職希望者の方の相談を受けていたときのことです。
その方は、仕事の分担がキチッとした大企業の環境に魅力を感じている一方、少人数のベンチャーのような環境にもワクワクする自分がいる。とおっしゃっていました。
どちらが本当の自分なのだろう? と。
こういうことは良くあると思うのです。
一見、矛盾するような2つの気持ちがあって、そのどちらも決して嘘ではない。
実はこうしたことは、私自身でも以前から感じていることがあります。
今はこうしてキャリアコンサルタントとして、仕事のご相談を受けたり、人前でしゃべったりと言う、人と接する、人と関わる仕事をさせていただいています。
そして、それにワクワクするものも感じ、楽しんでやれているので、適性はあると思っています。
ただ、私は以前から何事も一人でやること、一人でいることが好きな人間でした。
最初に選んだ仕事は技術職で、プログラミングなどは完全に一人の没入世界。
趣味も、一人で自転車に乗ったりウォーキングをしたり。
私にとって、一人の時間は、今でも大事だし、楽しい、好きな時間なのです。
一方では、人と接するキャリアコンサルタントの仕事を楽しんでいる自分。
一方では、一人の世界を大事にしている自分。
矛盾しているようですが、どちらも本当の自分であることは間違いありません。
私の結論としては、人間ってこういうものだろうということです。
決して右だ左だとどちらか一方に決まるものではなく、あるときは右に、あるときは左に、そのどちらも自分なのです。
これは、心理的なホメオスタシス機能なのかもしれないなと思います。
心の安定を保つための、バランス維持機能ですね。
こうした、心の中の「パラドックス」こそが、人間らしさなのではないでしょうか?
ということで今日はこれを結論としたいと思います!(笑)
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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