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第35話あとがき 34と35のネーム

昨日は冬至でしたね。
季節の行事に無頓着なまま大人になりましたが、保育園教育の賜物で、娘のお迎えの帰り道にまんまと柚を買いました。スーパーは冬至にクリスマスに大忙しですね。年末らしくて大変いいです。
それで昨日は人生初めて柚湯をしたのですが、思いのほか楽しくて、冬至と言わずに時々やっちゃえばいいじゃん、と思いました。柚の玉を手に抱えてずっと鼻くっつけて嗅いでたい程いい香り。スウッと息を吸い込んでは
「はぁ〜いい香り〜〜」
と天を仰ぐ、を繰り返していると娘に取り上げられてしまい、次は2個買った方がいいなと思いました。
果たして今日、スーパーには柚の売れ残りがあるでしょうか。
年末は忙しいからなぁ。

さあ、今回のあとがき、何を書こうかな、と眺めていたのですが、思い出しました。実は、この第35話と、その前の第34話は最初、1話分としてネームを作っていたのです。
それを、前半と後半で分けてみてはどうかと、編集者さんに提案され今の形になりました。
毎度感じておりますが、編集者という職業は本当にすごいですよね。
未完成の状態から作り手が描きたい部分を読み取り、それをより伝わりやすくするためには、何が必要で何が余分なのか提案する。時には前半と後半で、分けてみては?という提案もくださる。すごい。
絡まりまくった毛糸玉のような頭の中からネームを捻り出し、編集者さんからの戻しをいただくと、修正しながら脳内の毛糸玉がスルスルほどけていくような気がします。
必ず良くなる、と分かっているので、修正案をいただくのが私はいつも楽しみです。

そこで今回は、毛糸玉がほどける前のまだところどころ絡まった状態のネームを公開しようと思います。
第34話と第35話がひとつになっています。

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