浜松西高中等部入学後の「いいこと」
本サイトは、浜松西高中等部の受検対策をテーマにしておりますが、
浜松西高中等部の入学後のことについても触れておきたいと思います。
浜松西高中等部に入学すると、どんな「いいこと」があるのでしょうか?
「いいこと」がなければ誰も苦労して受検勉強をして入学しようとは思いませんよね。
いいこと➀
1つ目は、他の公立中学校と比べて、圧倒的に学生の質がよい点です。
中学生という人生の多感な時期に、どのような環境に身を置くかということは、大変重要です。
少なくとも、適性検査、面接を突破しているため、自分とほぼ同じ、若しくはそれ以上のレベルの人たちに囲まれた中学校生活を送ることができます。そのため、まず、同レベルの会話が成り立ちます。
また、学業面だけではなく、スポーツや音楽面などいろいろな分野の凄い生徒たちが集まってきます。
個々の意識が高いため、他人の足を引っ張る、意地悪をするなどのマイナス面はあまり聞いたことがありません。
部活での先輩後輩の仲もよく、良い刺激を受けることのほうが多く、環境面では圧倒的に入学して正解だったと思いました。
大学受験でも、中学時代から身近にいた先輩たちが難関大に進学していく姿を見て、自然と難関大を目指すようになっていくかんじでした。
ただし、西中、西高に進学したからといって、旧帝や早慶に進学できるわけではありません。むしろ、進学校でも限られた人しか合格できないことは周知の事実です。
(普通に日東駒専や静大以下はごろごろいます。北高も同様ですね。)
本サイトをご覧になられている意識の高い方には説明はもはや不要だと思いますので割愛します。
要するに、本サイトが指摘する良さとは、あくまで地元の公立中学と比較した場合の環境の良さをいいます。
厳しい言い方をすれば、この環境の良さを生かすかどうかは、本人次第であるともいえます。
いいこと➁
2つ目は、中高一貫のため、中学生から文化祭を体験できる点です。
うちの子は、部活とともに、この文化祭に青春をぶつけました。
文化祭になると勉強そっちのけでのめり込んでいました。
勉強ももちろん大切ですが、文化祭のようなイベントを通じて1人の人間として成長してほしいと考え、あえて大学受験期でさえも、子どもの好きなようにやらせていました。
文化祭を通じて、協働作業や組織としてのマネジメント力など、社会に出ても通用する下地を身に付けることができたのではないかと考えています。
たかが文化祭といって、勉強を優先する人もいることでしょう。しかし、これも、よく言われていることですが、部活を頑張りぬいた人、文化祭などに全力投球した人のほうが大学受験で成功する確率が高いということも周知の事実ですよね。
うちの子は、部活動も中学、高校ともに夏の最後までやり抜き、後輩に今後の部活の在り方をアドバイスをするなど、そこまでしなくてもというところまでやっていました。
いいこと➂
3つ目は、中高一貫のため、部活動も高校生を見据えて選択できる点です。
これも中高一貫のメリットですが、中学生の時から、高校生と一緒に部活動をする機会もありますので、同じ部活であれば、高校の部活動というものを早い段階から体感することができます。
浜松西高校に進学することはあらかじめわかっていますので、高校にどのような部活動があるかということを承知したうえで、中学の部活を選択する逆算も可能です。
いいこと④
浜松西中は中学3年生になると、シンガポールの研修旅行があります。
かつてはイギリス研修などもあったと記憶しています。
これも公立中学校との比較ですが、海外の研修旅行があるという点はやはりメリットといえるでしょう。
(新型コロナ感染症の影響で、シンガポール研修は中止となっているようですが、今後復活することを期待されます。)
いいこと➁~④については、中高一貫という観点で言えば、私立の日体中高などでも同じかもしれません。
ここまで触れてきた「いいこと」に学業面がないことに疑問を思われた方もいらっしゃると思います。
私個人の意見ですが、中学生以降の学業面については、勉強するもしないも、本人個人の責任と考えています。
自分で考え、試行錯誤しながら自分に合った勉強のやり方を身に付けるしかないことは、一定レベル以上の大学出身者の親御さんであれば、ほとんどの方が同意されるのではないでしょうか。
浜松西高中等部に入学できたからといって、有名大学、難関大学への道が無条件に開かれていると思っていたら大間違いです。
(西中合格がゴールになってしまってはいけません)
公立中学校と比べた場合、恵まれた環境があるというだけで、入学後は、自分がやるかやらないかという生徒本人の意識の問題がすべてです。
自ら学ぶという主体性を、浜松西高中等部という恵まれた環境で育んでいきたいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?