“逃げない”ことの重要性。

『逃げない。』
当たり前のように言われるけれど、
意外と難しいことだと思っている。

なぜなら僕がとても“逃げやすい”性格で、
一時期“逃げ癖”が付いてしまっていたからだ。

20代も後半になってくると、
かつての仲間や同年代にも“格差”が現れてきた。

結果が出て雑誌に掲載される人。
(半ばセミリタイヤの人までいる。)
方や、30代手前にして貯金0円で困窮している人。

どちらも“でかいことしてやろう!”と10代後半から意気込んで、
他大学の学生と交流し、自分で事業を起こし、
夢を語り合ってきたアクティブな人達に変わりはない。

その結果の差はどんなプロセスから生まれてきたのかと考えると、
努力の差ではなく“逃げなかったことの差”であることに気付く。

人から逃げなかったか。
仕事から逃げなかったか。

この2つが特に大きい。

逃げなかった人はたとえ一時うまくいかなくても、
自分のやるべき仕事から逃げなかった。
上手くいかない状況で人と連絡を取り続けた。
少しずつでも前に進み続けた。
結果、助けてくれる人や活路を見つけることができた。

逃げた人は、“これだ!”と決めたはずの取り組みがうまくいかなくなると、
“次にすること”“他の気が合う人”“オイシイ話”を探し求め、
ふらふらと20代をさまよい続けた。

僕は25・26歳ぐらいまで完全に後者だった。
仕事を変え、付き合う人を変え、
貯金や資産どころか、逆に借金ができた。
(遊んでできた悪い借金ではないけれど)

このままではマズイと本気で考えて、
とりあえず仕事より先に、
どんな仕事でもやって前に進んでみせると
“逃げないこと”を決めた。

答えは簡単だった。決めて約3年だけれど、
徐々にステップアップして、
僕は少しずつ、確実に前よりよい生活をしている。
収入や時間の都合のよさだけではない、
“前よりよい人生”を歩んでいる気がする。

逃げないことは大変だ。
今でも、何かあると必ず逃げそうになる。
だからこんな文を書いて、思考を整理している。

辛いとき死ぬぐらいなら逃げてもいい。
その話はわかる。
だけれど、逃げたらゼロからやり直しだ。
ひとかどの人物になりたかったら、
逃げちゃだめだ。

※昨日のエ○ァンゲリオンに触発されて。

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