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ぼくの土地購入の視点


いきなりぶち当たる壁

 マイホームが欲しい。いつかは持ち家が欲しい。そういった気持ちを当時持っていた訳ですが、いきなり壁にぶち当たります。
 思い立ったが吉日とは言うものの、どういった基準で土地や住宅を探せば良いのか。それが………、さっぱりわからない。困った。ずっと設計をやってきたし、そんなに悩むことなんてないと思ってましたけど、よくよく考えたら設計は土地を与えられてからの勝負ですので、土地を探すということは一度もやったことがなかったということにその時、今更ながら気づいたという感じです。はずかしい…。みんなどうやって決めたの?何から手をつけていいのやら…。ほんとそんな感じです。
 とりあえず、不動産検索サイトを見れば……、良い?

あとから変えられないものを考える

 しばらくは不動産検索サイトをサーフィンし続けたものの、これじゃない感がモヤモヤしたまま、何となく住みたいエリアを漠然と閲覧する毎日………。何となく見ていても、それなりにエリアの相場感が少し分かったので、とりあえず検索は一時中断し、調査することに。
 一通りネットサーフィンも完了し、参考になるブログを発見し、そのブログの記事とともに勝手に一人で?二人三脚で進めていきました。笑
 基準となる考え方も見つかりました。「あとから変えられないもの」をピックアップし、その中で譲れないもの、どこまでなら自分がオッケーかを整理する。
 ここを決めたことは、最後の決断を後押しする決定打になったような気がしています。(あ、当然ながら夫婦で話し合った上で、二人が納得するための指針です。)逆に決めておかないと、実際住んでからの後悔ポイントになっていたかもしれません。
 途中で方針が変わったりすることもありますが、それは、都度軌道修正して対応しました。
 「あとから変えられないもの」とは、駅からの距離だったり、病院や銀行、商業施設など日常生活の中で比較的に頻繁に利用する可能性のあるものや希望するエリアの街の環境や雰囲気というものが自分で決めた基準に合致しているかをチェックしています。図書館やプールが近ければ良いなと思っていましたが、それはぼくの中では、おまけ的要素だったので、叶いませんでした。笑。どちらも自転車で15分程ですが、月1回の利用程度なので、個人的にはちょうど良かったです。
 その代わり、大好きなケンタッキーフライドチキンの店舗が近くにあって僥倖でした笑

 それも、「2店舗も同時にだ」(聞いてるか矢沢)

(あ、急にひんやりしてきた)
 つまり、あとから変えられないものとは、買いたいと思っている土地に価値があるんじゃなくて、土地の周りのエリアに価値があるんです。自分が希望する生活がそのエリアで満足しそうかとか、街の雰囲気、人の雰囲氣など、そういった部分に見合う価値を感じられる土地かどうかを自分なりに見つけることです。
セレブな街に貧乏くさい自分が住んだら、しんどいことになっていたはず。
 逆に家の間取りとかは後から設計の時に変えれたりも出来るので、とにかく、一度選んでしまうと変更が効かないものをしっかり吟味して選びました。
 まあ、それが俗に言う資産価値の下がりにくい家になるんでしょうね。まあ、選んだ場所は結局郊外ですので、値下がりは必須。ザマァ・・・( ;  ; )
 エリアと自分の予算を見比べて、購入判断をします。そりゃ、お金があれば、港区の駅徒歩3分のマンションとかうめきたエリアのマンションとか松涛の豪邸とか欲しいですよね。余裕で予算足りないので、一瞬で候補から消えましたけどね。

まとめ

 土地の選定は、あとから変えられないものを優先的に自分たちの中で基準を持って、エリア選定、土地選定をしています。それと常に予算と睨みながら。良いエリアはどこだって高いですしね。
 この考え方は、何も都心だけでなく、郊外や地方にも通づると思っています。郊外や地方だって、人が集約しているエリアや人が魅力的に感じる場所が都心ほどではないにしろあるはずです。可能な限り、持って良し売って良しの土地を持ちたいですよね。ポツンと一軒家みたいなのも魅力的なんですけども、日常的には不便すぎます。その不便を楽しめる人には合っていると思いますが、大部分の人には乗りこなせない土地になってしまいます。特に夫婦で歩調を合わせると、二人とも人里離れた田舎が良いとは中々ならないかもしれません。我が家は、郊外とはいえ、駅前の住宅で育った妻は賛同はしません。
 特に近年の都心部の地価の高騰は物凄いので、焦りも生まれがちかもしれません。後ろ髪引かれるものもたくさん出るかもしれませんが、そういったことも経験すると「これだ」という瞬発力が養われました。焦らず、時間をかけて希望に見合う土地を見つけたいものです。

では、また。

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