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「変態淑女のお茶会」という番組について改めて。

ごきげんよう。青子です。

昨年2020年3月1日、ポッドキャストラジオ番組『変態淑女のお茶会』を開始しました。毎週日曜日21時に配信しており、本日開始1年経過しました。今のところ休みなく続けております。

番組について

私・青子と、ジェシカという女性2名でトークをする番組です。トーク内容はお互いの経験したこと、話したいことを持ってくる形式が主で、あとは有難いことにリスナーさんからのお便りがたくさんあるのでご紹介する形になっています。下ネタに特化しているような形にしていますが、特に強くそれを意識しているわけではなく、まぁ自然と1本につき30%は毎回下ネタが出たらいいなくらいの感じでやってます。

また『変態淑女のお茶会』という番組名は私が考えました。まぁまぁダサい方がインパクトがあっていいかなと思ってのことです。"変態淑女"の由来は、私が大好きな漫画『ギャグマンガ日和』に登場するキャラクター・クマ吉くんの名言「変態という名の紳士だよ」というセリフから、じゃあ変態という名の淑女がいてもいいなと思ったことからでした。下品なことを上品に語っていったら面白いかなと。

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昨今Clubhouseのこともありさらに日本でも音声コンテンツがブイブイきている時代ではありますが、このポッドキャストというもの自体は海外ではかなり前から主流のコンテンツではあります。日本では遅れているなぁとずっと感じていたので、やっと時代が少しだけ向いてきたという感覚の私です。(それでも音声コンテンツが来る来る言われ続けて何年経ってんだという印象ですが…)

リスナーについて

リスナーさんの男女比は現状7:3くらいで男性が多く、また年齢は配信サイトの解析によれば30代〜40代が一番多いです。お便りに関しては10〜60代の男女様々な方からいただけており、なかなかここまで広いユーザーからメールが届く番組も珍しいのではないかなと思っています。

 番組の一周年記念回でも話しましたが、当初は若い女子二人ということで恐らく30〜50代の男性が多く集まる番組になると予測していました。そしてパーソナリティがそこまで頭の良い二人ではないので、ヘラヘラした感じの核心のないふわっとしたメールが多く届くのだろうなと。それを有り難く解読しつつ、それに対する自分らの見解を一生懸命探って話題を広げていくような番組になるかなと。

しかしそんな中で非常に予想外だったのが10代の学生さんが反応をくれるようになったことでした。恐らくここまでおっぴろげに話す頭のおかしい大人が周りにいないので、それが面白いのかもしれません。10代の子へ向けてやる内容ではないことは明らかなので最初は本当に大丈夫か戸惑っていたのですが、今では少し性教育的な部分がある番組になっている気がしてきました。我々は嘘で性の話をしないので、普段不安だけど聞けない性に対する悩みや相談などを素直にぶつけてくれています。「そんな悩みもあったなァ…」とノスタルジーに浸ってしまうこともありますね。

 そして、20代〜40代の女性層もかなり増えてきたことは我々に共感してくださっているのかなとすごく女子としては嬉しく思っております。あまり普段性の話を表面上できない女性同士のぶっちゃけ話のようなメールには最高にしびれております。

ちなみに現状お便りは9割採用をモットーにやっているせいか、油断すると100件以上溜まってしまうことが今後の課題です……。

番組を始めた理由

この番組を始めたキッカケは、相方のジェシカが磯丸水産で酔っ払いながら「最近ポッドキャストを聴き始めた」と話してくれたこと、そして「なんかやりたい」「とにかくバズりたい」と漏らしていたことでした。

以前のラジオを終了させて4年。また何か新しいコンテンツをやりたいな、と静かに疼いていた私にジェシカの言葉は刺さりました。しかもそれを言ってきたジェシカという女はかなりクレイジーで、この日二人で飲んでいた席でも彼女のとんでもない日常話で大爆笑させてもらっていたのでした。「こいつのクレイジーさはこのままにしちゃあ勿体ねぇ」と私の作家心もついでに突き刺してきやがったのです。

しかし、ラジオを二人でやろうと持ちかけた際の私の心は正直不安が多くを占めていました。

始めるまでの不安

私は自身で作るものに対して変なこだわりが細かくあり、完璧主義な性格も相成って、誰かと一緒に何かをやると周りを置いていってしまう傾向がありました。「全部やりたい」が強く、基本"誰かに任せること"が苦手なのです。とにかくクリエイティブな職人タイプの人間で、何から何まで自分自身で手を加えないと満足しにくい性格でした。

なので、結論から言うと『温度差』が出てきてしまうのです。一緒にやろう、となった筈が気づけば青子が全部やってる。この性格ゆえに、友人がやってくれたことに対しても手を加える悪い癖が出ていたのだと思います。そんな状態で相手の気持ちが萎えるのは当たり前です。「そんなに不満があるなら自分一人で全部やれば?」と言われてしまったこともありました。

そして全部やるから!という態度なのに勝手にキャパいっぱいになり、すり減りすぎて一人疲弊していました。そうなるともう相手との温度差もありフェードアウトしていく。カップルと一緒です。一人が突っ走って一人が冷めていく。そんな事案は少なくありませんでした。しかし私の気持ちは決して冷めてはおらず、いつも最後はすごく寂しかったのです。

ジェシカという女

しかしその考えは今回ばかりは徒労でした。

ジェシカが織りなす遠慮のない弾丸トークは、確実に「私にはできないこと」でした。初めて友人と作るコンテンツで自分には絶対にできないことを見つけた瞬間でした。出会って数年、変わった女だな〜と思っていましたがこれが功を奏し、彼女のクレイジーさは私を安心させてくれたのです。

人にきちんと別の役割を与えた上で自分がやりたいことを満足行くまでやる……をやれたら良いが出来ない私には、ジェシカの破壊力のあるトークはもう彼女に任せるしかないことなので自分は自分がやりたいサポート部分に徹底でき非常にバランスが良い。ネタトーク担当はジェシカ、それ以外はほぼ全部青子ですがとても良い塩梅でやらせてもらっています。

 ジェシカは話をまとめることがあまり得意ではないようですが、トークが下手だとは決して思いません。しかし一回論点が外れるとなかなか戻って来れず、恐らく過去の話をする際に彼女の脳内で思い出された光景を細部まで説明してしまう癖があるのだろうなと感じています。その説明をしている途中で別の路へハンドルが向きその先の行き止まりでぐるぐる回っていることがあるので、こっちだよとハンドルを戻してあげるとまたイキのいい話に戻ってくれます。リアクションとして使う言葉のボキャブラリーが不足しているなと感じることもありますが、それがリスナーにとって安心感があるのかもしれないなとも感じます。

さいごに

最後ジェシカのことを褒めてしまってちょっと気持ち悪い記事になってしまいましたが、これからもお互いの気力と環境が大きく変化しない限りは続けていけたら楽しいなと思っています。幸いにもリアクションをくださる方や、積極的にSNSなどでこの番組について発信してくださる方も出てきてくれるような番組になってきましたので、今後も現状維持で。ポッドキャストは無理せず毎回60点くらいの出来で長く続けることが一番良いと思いますので、そんな感じでやれたらなと思っています。

 そして、一周年を記念したLINEスタンプまで調子こいて出してみました。

LINEスタンプ告知

「ウンコ」「アナル」「シコい」など、よく審査通ったなーというなかなか愉快なスタンプになっております。良かったら使ってみてね。

(※↑追記:第一弾は販売停止になり、現在はモザイク版販売中ですチクショー!!) ​

 いつかはこの番組も終了するかと思いますが、すでに人生の素敵な思い出として私の中では大きな財産になっています。老若男女様々な方から意見が届くし、自分の頭の中だけでは思いつかなかった新たな考えも生まれ色々と勉強になります。そしてとにかく人の暖かさを毎週感じております。奇妙な番組ですが、これからも『変お茶』を宜しくお願いします。おわり


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