久しぶりの映画館

 現在8時49分、いまとても眠いです。果たして最後までちゃんと書けるのか自信がありません。
 現在9時27分、少し寝ていました。果たして最後まで書けるのか全然自信がありません。

 …遊んでいるわけではありません。むしろ闘っています、自分と。
 眠いのはお酒を飲んだからで、自己責任です。久しぶりに会った人と、午後3時から飲み屋にいたからです。…午後3時?はい、午後3時から開店のお店だったのです。さっと飲んで、すすっと帰る算段でした。…すすっと4時間30分の飲み会になりました、なりがちですよね。

 その前、午前中は本当に久しぶりに映画館へ行きました。いわゆるミニシアター。渋谷・ユーロスペース。『凪の海』 という映画の上映に出かけたのです。
 『凪の海』には、映画『健太郎さん』で一緒だった宇田川さや香さんが出演しています。もともと5月の上映でしたが、延期などになって6月の上映になり本日が東京上映の最終日でした、なんとか最後に間に合ったのでした。
 瀬戸内海の宇和島を舞台にした物語。東京に夢を抱いて上京して行った男が故郷の島に戻ってくるところから始まります。船乗りの兄が事故で亡くなった知らせが届いたのです。…詳しく語るのはやめときましょう。
 東京上映は終了しましたが、各地での上映を目指して活動をするそうです。
 映画の上映も大変です。今日のユーロスペースもほぼ満席でしたが、お客さんが座っているのは一席おき。満席なのに、少しさみしい感じ。
 上映後、出演者、監督、脚本家の短いご挨拶があったのですが、監督さんがお話の途中に感極まってしまいました。
 それも当然です。なにもないところから立ち上がった映画が、三年の月日を経てやっと上映に漕ぎ着けたのです。三年ですよ、三年。…三年前になにをしていたか、すぐに答えることができますか?
 映画の関係者は、その時間を費やして上映する場所を探し続けたのです。もちろん、別な仕事をやりながら。…もう想像ができない世界です。
 映画は宇和島という狭い土地で繰り広げられます。主人公の家族と、もうひとつの家族しか登場しません。小さな世界の、小さな小さな物語。たぶん世界は、そんな小さな物語が集まってできているのですね。
 そんな世界を静かに丁寧に描いていきます。
 監督さんは日本人ですが、撮影、照明が外国の方。それも映画の雰囲気に現れていると感じました。
 観ることができて良かったし、たくさんの人に観て頂きたい作品でした。
https://www.nagi-no-umi.com

 あー、体力の限界です。
 ではまた。

 皆さん、どうぞお元気で。

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