お財布を忘れて
晴れ☀️のちくもり☁️ 25℃/15℃ 東京です。
今日は『コーラないんですけど』の稽古場へ。
音響さんが来てくれたので、音に合わせてほぼ通し稽古のようになりました。
と思ったらお財布忘れました。
稽古の後に病院へ行く予定で、診察券と保険証はしっかりカバンに入れたのですが…。
家内に駅の改札まだお財布を届けてもらいました。
最近、そんなことばかり言っています。
もっと落ち着かなければ。
やっとのこと、『コーラないんですけど』と『ビショップ・マーダー・ケース』を両側やることに少し慣れてきました。
…そう思い込もうとしているだけかもしれません。
そんな心持ちになるのに約一ヶ月かかりました。
そうそう、『ビショップ・マーダー・ケース』の台本が完成しました。
ここからみんなでブラッシュアップしていくことになります。
出来上がった台本はたとえカットされても私たちの記憶からなくなる事はありません。
文字には残らないけど私たち演者の中に積み重なっていきます。
須貝さんはたくさん話してくれる演出家です。
一度書いたけどやめてしまった設定やら、原作はこうなっているとか、
『ビショップ・マーダー・ケース』は一応原作があるのですけど、タイトルも残っていませんし、原文も使っていませんし、内容もかなり違うものになっているそうです。
私は原作本を読んでいません。須貝さんが書いた世界の中で生きようと思っています。
けれど、上演台本には書ききれなかった事柄は知っておきたいです。
目には耳には出来なくても、匂いのようなものは残ると思うのです。
私が『グリーン・マーダー・ケース』を観て感じたのは、そんな部分だった気がするのです。
須貝さんはたいへんおもしろい人です。
ミステリを作っているのに、小難しい話はほぼしないで、楽しそうに演出しています。
自分の台本に対して、とても冷静です。
そこに私はてあとろ50'を感じる時があります。
須貝さんは私と同じ早稲田大学のてあとろ50'の出身なのです。
ラッパ屋の鈴木聡さんやキャラメルボックスの成井豊と同じような空気を吸って大学時代を過ごしてきたのだと思うのです。(想像)
私にとって大学時代の演劇はほぼ楽しい記憶しかありません。
なんだかそれに似た雰囲気を感じるのです。
ややほめ好きました。
ほぼだの、ややだの、そんなことばかり言ってる人間はあまり信用ができませんよね。
須貝さんが集めた人たちもみんないい感じです。
自分が出ていない稽古を見ている姿を見ればだいたい分かります。
同じ道をゆっくりしっかり進んでいける人たちだということが。
昨日の稽古終わりに下駄箱の上にスマホとジュースが置き捨てられていました。
そのジュースはまるでお酒のように見えるパッケージで、
私と一緒にいた佐藤みゆきちゃんが言いました。「航平さんのだ」と。
でも、そばに林田航平くんはいません。
外の休憩所に喫煙スペースがあるので、そこへ行ってみたら航平くんがいました。
ホームページには出演キャストが掲載されています。
『ビショップ・マーダー・ケース』のキャストのトップには、
林田航平
サイモン・ブレイ /探偵
と書いてあります。
そんな探偵が遭遇する物語です。私はなんだか安心します。
マーダーミステリだとかしこまる必要はない気がします。
詳細、キャスト情報、ご予約のもろもろはこちら↓
ではまた。
皆さん、明日もどうぞお元気で。
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