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【メソロギア】極私的個別カード論 第3回「ライトスラッシャー」


何このブログ?

  1. 昔輝いてたカードが今見なくなったの何でだろう、を勝手に語る。

  2. 今よく見るカードは何でよく見るの、を勝手に語る。

上記内容でネタを思いつき次第、不定期に書いております。
なお、第3回で終わる可能性もあります。

さて、今回は1.です。

「ライトスラッシャー」はどんなカード?

カード名:ライトスラッシャー
パック:Avalanche and Eruption(Aパック)
レアリティ:シルバーレア(銀)
役割:チャージャー
コスト/パワー:0/6
特殊能力:召喚時発動:自分の手札のアタッカーを1枚選び、貫通を与える。

よく見るとウサ娘です

強み:ディフェンダーを無視してアタッカーの攻撃を通せる。

 非常にわかりやすいカードです。
 ”天旋の不死鳥”に貫通をつけるとほぼ止める手段がない、対策カードが無いと死亡確定なんて時代もありました。
 パワー8~9アタッカーを主軸とするいわゆるスタンデッキにも挿されるものの、パワー6チャージャーを3枚入れると他のチャージャー構成に影を落としやすいということもあり、フル投入されることはそれほどなかったです。「メソロギア大賞・デッキに1枚は入れておきたいが3枚は入れる気がしないカード部門」で常に上位に食いこむカードでした。
 
昔話で恐縮なのですが、「アルテミス・ライスラ」論争、覚えている方いらっしゃいますかね。
「”白騎士天使・アルテミス”が強すぎる、ナーフしろ」
「”ライトスラッシャー”で対策できるじゃないか、何で入れないんだ」
というTwitter上での議論(?)があったわけですよ。最終的にどう着地したかは全く覚えてませんが。それに限らず、ディフェンダーの強さ議論になると名前が使われたカードという記憶があります。
(思いっきり話逸れます。メソロギアに限った話ではありませんが、「●●(カードでもコンボでもデッキでも)が強すぎるぞ、何とかしろ」に対して「▲▲(カード)があるだろ、使えよ」という反論がされることがあるんですが、その反論の仕方、個人的に嫌なんですよね・・・。何で1つのカードを入れるか入れないか、引けるか引けないかに勝負を預けなきゃあかんのっていう。)

何故消えたの?

弱み:相手がディフェンダーを出さないと空気。

 非常にわかりやすいカードです。
 環境からディフェンダーが減りました。
スタンだろうとアグロだろうとデッキの中にディフェンダー枠があったのがきれいさっぱり消えましたね。ドラゴンやら聖剣士やら、ディフェンダー何するものぞという種族やテーマやカードが増えましたし減りませんし。環境の主役が移り変わる中でも、今に至るまで状況は変わりません。
 ・・・。
「え、今の環境にディフェンダーいっぱいいるじゃん」って思いませんでした?
 はい、そうです、ディフェンダー自体は結構見ます。しかし、パワーが16以上あるカードは一部です。今デッキの中にディフェンダーが入る場合、ほとんどがその「機能」で選ばれており、パワーで選ばれることは稀です。今よく見るものの多くはパワー14とか11とか下手すれば10とかですね。白騎士は一旦忘れてください。
 ディフェンダーである以上防御には使えますし、防御に成功すれば相手にダメージを与えられます。が、その値が小さい。パワー11でパワー8を防御すれば3点ですからね。往時のように「攻撃防御合計3回読み合いに勝てばYou Win!」などということは無くなるわけです。
 それを踏まえて先の文章を正確に書くと「環境から(防御時に充分なダメージを与えられるだけのパワーを持つ)ディフェンダーが減りました。」となります。
 この防御ダメージの減少化は防御されるリスクの縮小化であり、防御されないためのカードの価値を下げます。ディフェンダーのパワー控えめ、機能盛り沢山の傾向が続く限り、それが変わることはそうそう無いと思われます。

今使うには?

 ・・・無理しなくていいよ。(2回目)

 2021年12月、”ライトスラッシャー”に新たな相方が現れました。その名は”メデゥーサ”。”メデューサ”ですかね。”メデューサ”ですね。相手場札をディフェンダー化する召喚時発動と貫通付与が嚙み合うことで高い攻撃力を生み出しました。
 今月、”メデューサ”にゆかりのあるカードが追加。”ステンノ””エウリュアレ”の姉2人で、”メデューサ”と合わせてゴーゴン三姉妹揃い踏みです。せっかくなので使ってみましょうということで、こんなデッキを。

主役は誰かなんて野暮ですよ

 貫通”メデューサ”連続召喚が理想ですが、”白騎士神”のせいでカード使い回しのリスクが上がっているので別ルートも考えた構成にしてます。何気に”海賊少女”が準エースです。

おわりに

 私は「ディフェンダーによる防御で勝負が決まるメソロギア」が好きです。

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