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One Chance

「夢があって、仲間がおれば、1年なんてあっという間や。」

関西ジャニーズJr.の映画、お笑いスター誕生!に上のセリフがある。時の流れははやいなあ、と思うたびにこのセリフを思い出す。

他の記事でも書いているとおり、今年は特に2017年のことをよく思い出す。2017年と2023年で、日付と曜日の流れが同じだからだ。

2月19日(日)。京都マラソン2017があった日、京都マラソン2023もあった日。今江くんの「ヤバいサウナ旅」が放送された。(※厳密にいうと、日付を跨いでいるので20日ではあるけれど、許してほしい)

2月26日(日)。京都マラソンの特番が6年前にあった日。私は友人と京都にいた。6年前に初めて参拝した護王神社に何度目のお参りをし、担当が夢の入り口に立てたことに全力で感謝しながら御守を返納をする。そして新しく同じ緑色の御守を購入する。オレンジにしたほうがいいかな、なんて悩んだ時もあったなあ。

京都の街をこれでもかというほど歩き、京都の街でこれでもかというほど食べた。道中、京都マラソンや、2017年の春松竹や、南座、最近の現場まで、たくさんのことを思い返して友人と話した。ホテルの部屋でジャニーズJr.CHAMPを見て笑い、夜中に起きだしヤバいサウナ旅を見て騒ぐ。

どこにいたって担当のことを考えて、紐づけて、生きている。それを救ってくれるのは、担当もそうだという認識である(やはらー今江 vol.10を読んでください)。

冒頭に書いた通り、1年なんてあっという間だ。担当のことを考えるたびにわがままな私はまだまだ足りないと思う。もっともっと急がないと、偉大な先輩たちに追いつかない、仲間たちの背中に追いつけない、と焦ってしまう。

でも、そのもどかしさ自体、とんでもない財産だ。

6年前の私は、担当にはあと1年強で会えなくなると思っていた。3年前の私は、担当が「役者になる」なんて宣言すると思っていただろうか。早くここから抜け出さなくちゃ、何とかしなくちゃ、と思いこそすれ、きっとそこまで明確なビジョンはなかったはずだ。

こうやって考えてみると、この6年にだって着実に積み立ててきた何かがある。そして振り返ってみればいつだって担当はこちらの理想を越えてくる。予想を裏切ってくる。眩しいぐらいの決断力と責任感を持った、どうしようもないほど魅力的なひとだ。

3月3日、有休を使ったせいもありいまひとつ曜日感覚が戻らない金曜日。あれだけ京都で食べたというに、「おいしいケーキが食べたいから仕事が決まればいいのに」とツイートする。12時、告知は特になし。休憩時間に入り、いつものくせで担当の名前でパブサをし…たら、まさかのニュースが目に飛び込んできた。

初見の感想:

嬉しいことや悲しいことがあったとき、心はもちろん体にモロに変化が出るタイプで、具体的には体の節々が痛くなる。血管が開き血が一気に流れるせいなのか、謎の痛覚が生じているのかよくわからないが、漫画やアニメの描写にある、「ドックン…(体が複数にブレる)」のイメージに近い。

衝撃でいうと、19年に初の主演舞台が決まったときに次ぐぐらいであろうか。予見していなかったぶん、今年の初めのJr.卒業・デビューより衝撃としては大きかった。

レコメン!をノリさんとB.A.Dが卒業する、と聞き、最後に一度でもゲストに…と思っていたのがまさかのパーソナリティー。周りの友人が「後釜はうちが…」と様々なコンビで妄想を膨らませていたなか、まさかのパーソナリティー。うちの子が。

望んでいない人が手に入れるのは傲慢だ、とは思うから「ずっと待ってた」とか言いたいのだが、いかんせんまさかすぎてそんな言葉すら出てこない。大幅な改変に従いジャニーズラジオを24時台にまとめる、その枠のパーソナリティーを務めるのだ。

面倒な頭でっかちオタクなので、とはいえ実際のしゃべる時間は正味30分もない、とか、遅い時間に移動される関係で先輩担は録画聴取が増えるだろうし、担当のトークを聴く人はそこまで多くないだろう、とか、色々考えてしまう。悪い癖だ。でも、喜ばない理由にはならない。

…というより、喜ばない手がない!これまでとはリーチする層も、人数も、けた違いだ。24時台のラジオを聴くジャニオタに、レコメン視聴者に「今江大地」を認知してもらえる可能性がある。なんというチャンス。

現に、火曜日以外は比較的ゆったりとしている「今江くん」でのツイート検索結果が、この日は追いつけないほどごうごうと流れた。日本のトレンドを駆け上がっていく「今江くん」。一緒に、「すごい」という形容詞が目立つ。これは今江担、関ジュ担、関西担に留まらないニュースなのだと改めて感じる。

担当について考えるとき、同時に舞台班の新規ファン獲得の難しさについても思案している。今江くんの最初のやはらーを読んだとき、役者に留まらない、もう少しタレント寄りの活躍も見られるのかな。板の上で役を纏っていない「今江大地」も、継続して見られるのかな、と期待をしたのをこの件で思い出した。

少なくともラジオの今江くんは、誰も纏わない今江くんだ。私の知っている、多分アイドルとしての、「今江くん」だ。それが週に4回。どうしよう、そのペースは2020年以前にも受け取ったことがないや。どきどき。

悪い意見を見かけたわけではないけれど、例え誰に何と言われたって誇らしくて、嬉しいんだ。そう思ったとき、脳内でOne Chanceが流れた。

♪人生を変える 今日がその日になるような そんな気がしてる

松竹座で3回だけ今江くんが丈リ橋のバックを務めた曲。まいジャニでのパフォーマンス時には横並びで披露することになった曲。
あの時よりずっとずっしりと構えて、ちょっとやそっとじゃブレるつもりのない、強く深い喜び。
色だけが、6年前のあの時に抱いた感情と同じだ。

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