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【食|酒】バーの楽しみ方2 店を探す

まずバーを探そう。

いつでも逃げ帰れるという後ろ向きな安心感に頼って最寄り駅で店を探すのはやめよう。

どこもかしこも駅前が栄えている都心ならいざ知らず、ビジネス街や繁華街から離れてしまうとハズレの店を引く可能性が高い。

なぜなら良いバーには質の良い客(ビジネスマン風)がおり、逆にそれが店の質を保証するならば、そういった客がいそうな場所が一番安全だからである。

最寄りの繁華街やキミの職場近くに良さげなバーはあるだろうか。雑居ビルの地下や4階あたり。フロアにたどり着くと、開くのを躊躇わせる黒ずんだ重厚な扉。開くべきか開かぬべきかしばし逡巡した後、意を決してキミが進み出た先には果たして……

かようにバーは外から店内が伺い知れない場合がほとんどなので、最低限そこがどのような店なのか下調べはした方がよい。

入口に「会員制」とか「メンバーズ」と書かれていたら、その店は紹介制で一見客お断りの店であるし、知らずに入店しまうと危ういボッタクリやハプニングなど様々な冠名の着く上級者御用達のバーも存在する。

だが調べたうえなら恐れるモノなどなにもない。後はママからもらったお小遣いを大事にポッケに入れて堂々と入店すればよい。

あとこれだけは覚えておこう。多くのバーにはチャージという文化がある。席料といったところで着席時に課金され、一般的に500円~1000円、もしくは会計の5%~20%くらいであって、何時間いても追加課金は無いから、これは仕方ないと割り切ろう。

またバーの中にはメニューが無い店や、金額の記載の無い店が存在する。こういった店にあたったら野暮でも何でも必ずバーテンダーやスタッフに値段を確認してからオーダーしよう。それで自分の懐に対して高すぎると感じたら、1杯くらいは楽しんで早々に退散すればいい。安心して飲みたいからね。


ただ大概高いバーは良い。けして安いバーがイケないわけではないが今回の話からは反れる。いい金を払えばいい酒が飲め、いいサービスが受けられる、これは資本経済の一番素敵な形だと思う。

一見安いに越した事はないが、するととたんに客層が廃れる。それを鑑みれば適正に高く、敷居を設けて客を集く方法は必然であり、そこに常駐できるように若者は頑張ればよいだけである。

つづくかもしれない

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