カレー作り記録 20200825

実家に帰省したので、家族にカレーを振る舞いました。これを読まれるのは、家族の中を覗かれる感じで少し恥ずかしさがありますが…

以前のゼミで、「料理=創作活動」に引っかかっているという話をし、その理由として「母があまり料理が好きでなく、結婚を機に必要にかられて始めた」ということをあげました。母から色々話を聞き出すぞ!てことですごく照れくさく自分と向き合う一大イベントと化してしまい少し緊張しています。


材料調達

本当は前回と同じく一緒に材料調達からしたかったのですが、私が遊びに行っていた事もありタイミングが合わず、「何でも良いから買ってきて」とお願いしました。母も最近スパイスカレーを作ることにハマっているそうなので、普段母が作るポークカレーの材料を買ってきてくれました。
スパイスは家にあるものを使おうと思います。

画像1

家に着くと、こんな感じで用意してくれていました。


作ります!

母が妹の迎えなど用事が出来出かけてしまったのでとりあえず一人で作り始めました。

画像2

まずは玉ねぎとにんにくを切ります。家は今4人いてしかも皆あまり食べない方なので、材料をあるだけ使うのは多いかも…と思いましたが、せっかくなので買ってきてくれた分全部使っちゃいました。
久々に一度に玉ねぎを3つ切りました。台所を物色したらフードプロセッサーみたいなものを見つけたので使ってみようかと思ったけど使い方が分からず断念しました。

途中で家族が帰ってきましたが、すぐ妹の友人の将来の悩みの話をしていました。妹はこれから諸々試験を控えている大事な時期なので、進路の話は盛り上がってます…頑張って…

画像3

玉ねぎを炒めます。家はガスなので、久々にIHを使いました。
妹が待ちきれなく韓国海苔を食べていました。

画像5

他の材料も切っていったのですが、思ったよりも玉ねぎを炒められるスピードが早く間に合わなくなりそうだったので母が手伝ってくれました。手際の良さに圧倒。にんじん以外を切ってくれました。普段作るように切って欲しいとお願いしてゴロゴロ切ってくれました。じゃがいもは水にさらした方が良いよと言われ水にさらしてくれたり、肉に塩胡椒を振ってくれたりとさすがだなと思うところがたくさんありました。

母に改めて色々聞いてみました。下は聞いてみたこと色々です。

・ちゃんと全部材料を切ってから火にかけはじめるので、「行きあたりばったりだね」と言われた。確かにそうかも
・好きな工程は?なんて聞いてみたらキッパリ無いと。玉ねぎを炒めるとか地道な作業で辛くない?しんどいと思わないの?って。
ちょっと申し訳なくなりました。
・料理についての持論を話したら、料理は科学だねって。
ただ、普段からそういう事は意識してない。
・料理は人のためでないとやらないし、自分だけだったら食べない事が多い
・ずっと独身だったら、片付けはするけど台所は使わない。結婚して必要にかられて始めた。(私の家政夫ナギサさんのメイちゃんみたいになってたって)
・料理するときは全部一人でやりたい
・美味しく出来た時にやりがいを感じる、その時は楽しいと思える
・献立はチラシの特売品から考えるか、リクエスト
・レシピは忠実、失敗はしたくない。冒険もしない
・2週に一度は作っていて、普段作るカレーは鶏肉か豚か、ひき肉のキーマカレー。時々魚使ったり あとかなり辛い
・スパイスカレーは私が家を出てから作り始めた(私が高校卒業するまでに食べた記憶がない)
動機は、本を買ってめっちゃ美味しそう!と思ったから(20年くらいずっと栗原はるみのファン)
・スパイスカレーに食べ慣れると、もうルーカレーには戻れないと。たくさん食べても胃がもたれない。
・好きなスパイスは特に無し。カルダモンは線香の匂いて感じ

画像5

玉ねぎがとても綺麗な飴色に。実家は装備が家よりも5ランクも上なので当たり前ですが経済力の差を感じます。

画像6

家にあるスパイスを入れました。カレー粉、クミン、コリアンダー、カルダモン、ターメリックを入れました。カレー粉を入れたせいか、いつもとは違う味になりました。

母曰く、このフライパンのおかげで飴色玉ねぎが作れるようになったとか

画像7

玉ねぎを鍋に移してトマトを入れました。

画像8

他の具材も入れて煮込みます。

なると屋?という半身揚げ屋さんが出来たらしくあっさりして美味しいって言ってました。

将来の展望も話してきました。金持ちになったら庭付きの平屋を建てて、家庭菜園を始めて毎日湯船に浸かると宣言してきました。次はベランダがある家に住みたい…

高校時代に国と首都を覚えるのを妹に手伝ってもらった事も思い出しました。

画像9

完成しました。辛いもの好きには物足りないかなと思いガラムマサラをお好みでということにしました。

私の妹はずっとじゃがいもが嫌いだったのですが、実は克服していた事をここで知りました。母が作った粉ふきいもが好きだそうです。我ながら衝撃の事実です。

感想を聞いたら、評判は良く「爽やか」と。
普段作るカレーはもっとスパイシーで辛いそうです。今回入れたスパイスはちょっと少なかったかもしれないです。
「辛くないけどスパイスカレーだよ」って言われました。
辛いのが苦手な妹も食べてくれましたが、バターチキンカレーの方が好きみたいです。
親はあっさりしてて食べやすいこっちの方が好きだそうです。


振り返って

お母さんの内を聞いたのがすごく久々な気がします。元々テレビの話とか普段からどうでもいい話ばかりであまり深い話をしてきませんでした、思い返せば。一人暮らしを始めてから全然連絡を取らない関係でもあったので結構疲れました…。もっと深く色々聞けたかもしれないな〜とも思っていますが。母が母になった頃は、周りの環境とかもあると思うけど「母はこうあるべき」という像が根強く残っていたのかなという気がしてます。性格的な部分もあるかもしれないけど(結構完璧主義な感じ)それが今でも残っていて、もし少し家事分担や結婚後の男女の役割のあり方についての考えが寛容になった今の時代に母になっていたら少しは考え方が違ったのかな…とか考えたり、考え出したらキリがないですね。小さい頃からもっと沢山家事を手伝ってあげれば良かったなってちょっと申し訳なくなったり…。でも、母は「自分でやることは一人でやりたい」タイプだからやらなくていいとも言われたかもしれない。いつもご飯作ってくれてマジありがとうございました!!!て思います。

何もなくただこういう事を聞き出すよりも、カレー作りという事を通したから色々聞けた気がします。手際の良さはさすがです。
あと、家族の中で私がダントツでだらしないという現実を改めて突きつけられ、もっとちゃんと生活しようと思いました。

ちなみに実家に帰省したら、家がうるさくなると言われるほど私のトークが炸裂してしまいます。まあずっと小さい頃から家に帰ったら、聞かれる前になんでも母に話していたな〜って事を思い出したり。人と話すのって大事。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?