私の人生に影響したポルノグラフィティの曲
最近まで「今日のひと節」と称して主にポルノグラフィティの大好きな曲のサビをひと節吹いてSNSに上げておりました。
吹いていると、その曲を聴いていた当時の自分の心情や状況を思いだし、辛いときも楽しいときも、もっと言えば何でもない日にもポルノグラフィティの曲が私を彩り支えてくれていたなぁと思います。
思い付いたので、自分のこれまでの転換点をポルノグラフィティの曲と一緒に振り返ってみようと思います!
1.今宵月が見えずとも
だいぶ前のnoteでも書きましたが、私はこの曲でポルノグラフィティにハマりました。小学校から帰り、明日は休みだー!Mステでも見るかぁ……見てよかった。ポルノに出会えたから。
まず、当時はAKBとEXILE(ライジングサンを出す少し前かな?)が二大巨頭でした。テレビもCMも給食の時間さえこの2グループの曲で大盛り上がりのMステの中披露された「今宵月が見えずとも」。曲調、歌詞、全て私にとって新しく、あのときの画面、家の風景、心情全て覚えています。人間として1つの感動に出会った忘れ難い記憶です。
その後この曲をしょっちゅう聴きたがる私に父がMP3プレーヤーを買ってくれ、これに「今宵月が見えずとも」と、当時好きだった「NEW LOOK/安室奈美恵」「ブルーバード/いきものがかり」の3曲を入れてもらい、寝る前にグルグル聴きました。でもやっぱり、ポルノが一番のお気に入りでした。
2.FLAG
小学生でポルノグラフィティが好きになったものの、ライブに行く、CDを買うという選択肢は小学生にはありません。テレビで観れて超ハッピー!なだけでした。
中学生になり、吹奏楽部に入ると途端に忙しくなりました。外部演奏会の帰り、友人と地下鉄に乗っていると見えた美しい横顔の広告。家に帰ると父が「ポルノがアルバム出してるよ」。
アルバム?なんやそれ。私はそのレベルでした。
父のPCにうつっている美しい横顔。え!?この人たちがポルノグラフィティなの!?
そのアルバムがこちら。PANORAMA PORNO。
はーーーーーうっつくしい。
ここでやっとお二人のお顔とお名前を知りました。こんなカッコいい人たちが歌ってたんか…テレビで見続けてはいましたが、私は曲が好きだったのであまり容姿には注目していませんでした。
このアルバムをすぐに父がネットで購入してくれ、届いてすぐにウォークマンに入れてもらいました。あ、中学生なのでウォークマンになってます(笑)
これが私の人生はじめてのアルバムです。
狂ったように聴き続けました。その中の一曲がFLAGです。とにかくカッコいい曲で、中学生のみどりは大いに鼓舞されました。
まず声。痺れる。歌詞、ささる。
特に部活動で自身の成長と未熟を強く感じる時期、自分の信念を問うこの曲は聴くたびに自己への闘争心が掻き立てられます。
これはシンプルにサビが好き。
燦然と君は頭上へと光り輝く旗をたなびかせ
颯爽と今を駆け抜ける使命を持っている
その旗に掲げるテーマは何だ?愛か?仁義か?
3.ルーズ
皆さんは音楽を聴いて、ただ聴くだけで泣いたことはありますか?私は今まで2回あります。
そのうち1回がこのルーズです。
見つけたのはYouTube。今思えば違法アップロードだったと思います。真っ黒な画面、どなたかがCD音源を落としこんだのでしょう。ただ、心から感動したのは事実です。
ポルノグラフィティはカッコいい、ラテン、ロック、ポップ、色々な曲を出していますがこの曲は美しさの極みです。ここは言葉が命の場所なのに、言葉では説明し難い。
各曲ほぼ印象的な歌詞があったり、ここのメロディが好きだー!となったり、全部好きな前提で一番好きな部分が特別にあるのですが、ルーズはこの詞をばらすことも、違うメロディを宛がうことも絶対できない、私にとっては完全芸術です。
今でも鳥肌が立ち、この世にたった1つしかない特別な宝石に触れるような心持ちで聴いてしまう、私の思う美しさが全て詰まった曲です。
ポルノグラフィティをあまり知らない方にコアな曲教えてと言われるとぜっったいこの曲をお勧めします。YouTubeで聴いたあと、すぐ正式にダウンロードで購入しました。
4.ギフト
高校生になっても相変わらず吹奏楽部に打ち込んでおりました。吹奏楽コンクールという精神大イカれイベントにも毎年夏挑戦しておりました。
吹奏楽部経験者の方読んでくださっているのでしょうか?今思えばあれもいい思い出ですが、練習時間の例えようのない辛さったらないですよね…お互いよく頑張りましたよね。アイス食べましょ。
このギフトにはもうめちゃくちゃ刺さる歌詞がありまして。FLAG同様この言葉を忘れるものかと何度も聴き、自分の力にしていました。
最初に空を飛んだ鳥は翼を広げた格好で
どのくらい助走をつけて地面を蹴ったのだろう
鳴りやまぬ歓声を浴びる人は遠い世界さどうせ
どうせ自分なんかって思う その度にギフトが
少しは自分にも期待してみたらどう?って
意外にうまく跳びだせるかも
想像よりもやれるかも
信じてみることが甘いかどうかなんてさ
自分の舌で舐めてみなけりゃ
ガッツリ噛みつかなきゃ
わかんない
鳴りやまぬ歓声を浴びる人は遠い世界さどうせ、の部分は演奏会で拍手を受ける度よぎっていました。
私の高校はまぁまぁ有名校で、ある程度までは名前でお客様が来てくださいました。地方公演でもコンクールでも、私は鳴りやまぬ拍手をその時経験しております。しかしいつもこの1文が頭にありました。
音楽という、勝ち負けや優劣が曖昧な世界でそれでも判定されて生きていく不安をこの曲と共に乗り越えていきたいです。
5.パレット
パレットの上の青色じゃとても
描けそうにないこの晴れた空を
ただちゃんと見つめていて ありのままがいい
大学通学中、車窓から見える空が晴れているときは必ずこの曲を再生しました。
ただ、ちゃんと青空を見つめました。美しい青、最高の歌声、さわやかなギター…ポルノグラフィティのおかげで鬼の乗り換えも、そこからが長すぎる電車の時間も幸せでした。
この曲の歌詞は本当にさらっとした友人のような歌詞で、簡単に言えば「あんま考えすぎんなよっ☆」みたいな感じです(笑)ほんとですよ!
noteが好きな時点で皆さんも近しいのかなと思うのですが、とにかく考え始めると脳内が言葉でびっしり埋め尽くされるときがあります。そんなときでも、時でなくても、パレットは目の前のモノの美しさに目を向けさせてくれ、最高の気分転換になります。「あーあの鳥の羽大きいなぁ」「あの人のサンダルかわいいなぁ」「パレットイヤホンから流れてるけど雨だなぁ、まぁいっか!」と。
だって知っている言葉はほんのちょっとで
感じれることはそれよりも多くて
無理やり窮屈な服 着せてるみたい
ただ自分の感情に素直になるのに無理に言葉にする必要はないと言うことを正に言葉で最もうまく説明しています。
この曲を聴くと大学時代の通学風景から他愛もない会話、その時の香りまでブワーッと甦ります。
思い出が封印された曲です。
やっぱり長くなった!!(笑)
正直選び切れなかったのですが、5曲無理やり選びました。本当はn.t.とか、フィルムズとかAGAINとかダリアとかむかいあわせとかまだまだ話したい…またテーマをきめて隙あらばポルノ語りをしたいと思います!
ちなみにこちら「今日のひと節」マガジンもあわせて是非ご覧下さい!
皆様の好きなポルノの曲があれば、その思い出と共に是非教えてください(*^^*)
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