金曜 #3

漫画やアニメについての話をすると二週間前に決めたような気がするが、あれは嘘ということにできないだろうか?
どうも金曜担当です。こまったことに今週は特に何かを見たり読んだりしていない。なぜならば研究室のゼミ発表の準備に追われていたからである。
ゼミ発表では論文を紹介するのだが、今週読んだ作品としてゼミ発表用の論文をnoteで紹介したとて、それにいったい何の価値があるというのか。
ということで本日分のnoteは急遽だが、別の内容にしようと思う。
実は最近漫才のネタを書くのにはまっている。よってここにしたためて置いた漫才のネタを一つ置いておこうと思う。木曜担当には送り付けていたのだが、それを除けば本邦初披露である。せっかくなので舞台挨拶をしておきたいが、挨拶するような出来でもなければ挨拶する舞台もない。


タイトル: 逆張り

つかみ
A「あのさ、博多ラーメンは麺硬めの方が美味しいじゃん?」
B「そうだね」
A「もしかしたらさ、麺は茹でない方が美味しいんじゃないか?どうしよう、このアイディアが一蘭に取られちゃったら。」
B「そうはならないかも」
どうも○○です、よろしくお願いします
ネタ
A「そうは言ったんだけどさ、俺博多ラーメンは麺柔らかめで食べるんだよ」
B「いないよ、そんな人」
A「え、なんでそんな事言うの?ネタ終わる?」
B「ごめんごめん。でも珍しいね、柔らかめも美味しいの?」
A「いや、硬い方が美味しいよ。」
B「ふえぇぇぇ、どうして、、、」
A「俺実はさ、逆張りヤーなのよ。」
B「逆張りヤー?バリヤー貼れんの?」
A「あ、違う違う。バリヤーは貼れない。
逆張りヤーっていうのは、みんながやってる事をどうしてもやりたくなくて逆のことしちゃう人のことなのよ。」
B「そんな人いるの?それ、みんなと同じことしたらどうなるの?」
A「その時はもう膝から崩れ落ちて泣きわめくよね。」
B「ちょっと見てみたいかも。」
A「いやいやいや、そう簡単には見れないよ。俺は熟練の逆張りヤーだから。」
B「熟練?」
A「でも困ることがあってさ。
例えば、スマホのアプリとかあるじゃん?」
B「あるね。」
A「アプリインストールした後に利用規約みたいなの読まされるじゃん?」
B「同意しますか?みたいなやつね。」
A「みんなが利用規約を読んでるからさ、逆張りヤーの俺としては利用規約を読む訳にはいかなくて。いつも利用規約読まずに同意しますってボタン押すんだよね。」
B「あーーー」
A「もしあの規約の中にとんでもないことが書かれてたらと思うともう怖くて、だから代わりにお前に読んで欲しいんだよ。」
B「あのー、さ。」
A「ん?」
B「これ、あんまり大きい声では言えないんだけどさ。」
A「何?」
B「わりと、その、みんな、読んでない、かも?」
A「どういうこと?」
B「利用規約って長いじゃん?」
A「そうだね。でも読んでから同意するかしないか決めなきゃいけないわけだから俺が困ってるんでしょ?」
B「うん。うん。仰ってる通りなんだけど。長いから読まずに同意してる人もいる、というかみんな多分読んでないというか。」
A「お前は読んでんの?」
B「読んでない。」
A「うわぁぁぁぁぁぁ!」(膝から崩れ落ちる)
B「簡単に見れた!」
A「読んでくださいって言われてるからみんな読んでると思うじゃん!!まさか逆張りしてない奴がその程度の約束も守れないと思わないじゃんかー!!」
B「耳が痛すぎる!ごめんごめん、次からちゃんと読むようにするから!」
A「本当か?」
B「努力はしてみるけど、、、」
A「いや、そういうことなら次からは俺がちゃんと利用規約読むようにするわ。これで逆張りだ。」
B「あ、そっちで頼むわ。」
A「もうひとつ困ってることがあってさ。」
B「なに?」
A「SDG'sって流行ってるじゃん?」
B「流行ってるね。」
A「だからあれも全然知らなくて。みんなあの目標を胸に刻みながら生きてるわけでしょ?」
B「うーーん。」
A「でも俺は逆張りヤーだから、所々しかSDG'sを知らないのよ。もうさ、俺世の中のみんなに申し訳なくて。みんなで一致団結して取り組んでるのにさ、俺だけ『持続可能な社会を作る』くらいの漠然とした目標しかないんだよ?本当に足を引っ張ってしまってる罪悪感で押しつぶされそう。だからお前にさ、」
B「あのー、さ。」
A「何?」
B「その、多分、なんだけど、みんなお前と同じくらいの知識だと思う。」
A「そんなわけないじゃん。だって世界各国でこういう17個の目標を持って頑張って行こうってものなんだよ?」
B「本当に仰ってることが正しくて申し訳ないんだけど、多分SDG'Sが17個であることを知ってるお前の方が流行りに乗ってると思う。」
A「お前は知らないの?」
B「うん。1個も知らない。」
A「うわぁぁぁぁぁ」(膝から崩れ落ちる)
B「17個もあるんだね。」
A「うわぁぁぁぁぁ」
B「いつまでに達成するんだっけ?」
A「2030年!!」
B「SDGザーじゃん、逆張りヤーじゃなくて。」
A「ティックトックに出てくるスーツ着たおじさんが高確率でSDG'Sのバッジつけてるから流行ってると思うじゃん!みんな知ってるもんだと思うじゃんか!」
B「17個はちょっと多すぎるよ。」
A「InstagramでもSDG'Sを意識して作りましたみたいな商品出てくるじゃんか!」
B「使ってるアプリが流行に敏感すぎるよ!逆張りヤーはティックトックもInstagramもやんなよ!それどっちも流行ってるから!」
A「うわぁぁぁぁぁ」
B「本当に熟練なの?」
A「熟練だよ!」
B「じゃあなんかエピソード出してよ。」
A「世界シェアが高いAndroidのスマホじゃなくてiPhone使ってる」
B「俺もiPhoneだよ!」
A「SpotifyじゃなくてApple music使ってる。」
B「俺はLINE Musicだよ」
A「一番好きなコンビニはセブンイレブンじゃなくてミニストップ」
B「俺はデイリーヤマザキだよ!」
A「SuicaじゃなくてPASMO」
B「俺は福岡で買ったHAYAKAだよ!」
A「M-1は敗者復活戦だけ見た!」
B「俺はアナザーストーリーだけ見たよ!」
A「俺の負けだよ!」
B「世の中負け組がマジョリティ!」
A「もうやめてー!バリヤー!」
B「バリヤーは貼れないんじゃなかったのかよ!」
「どうもありがとうございました」

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