金曜 #4

将来は「○○地域限定」商品をその地域以外で見かけたら通報する職業に付こうと思っている金曜担当です。ごきげんよう。

今週はグレイテストショーマンについて書こうと思う。私が紹介するまでもなく名作と名高いこの映画だが、私は実は初めて視聴した。周囲の人が面白いと言っているのをよく聞いていたのだが、みんなが面白いと思うものを面白いと思う都合の良い感性は持ち合わせていないので厳しい目で視聴させてもらった。
概略を説明しておくと、と思ったのだが要約するのは些か面倒なのでWikipediaを参照してほしい。
結論から言うと、グレイテストショーマンという映画はかなり面白かった。どの賞を取ったかは知らないがアカデミー賞をとるだけはある。
この作品の魅力は途切れないワクワク感とどこかで主人公が失敗するのではないかというスリルが生み出していたと思う。もちろん楽曲が素晴らしいのは言うまでもないが、歌って踊らなくても作品として成立していると思う。
私が思うにスリルが生み出す緊張感とワクワクが生み出す高揚感はかなり隣接した領域に存在する。だからこそバイオハザードはあんなに売れたのではないだろうか。
強いて言ってグレイテストショーマンの弱点を上げるとするなら、終盤の物語をたたむ部分が少しだけ雑なように感じたというところだろう。奥さんとの和解シーンは特に情緒が追いづらいと感じた。まあ、作品の焦点がそこではないということなのだろう。

以上で本日分の週報を終える。来週は森見登美彦の新刊「シャーロックホームズの凱旋」をレビューしていければと思う。それでは皆さんまた来週。

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