金曜#28
今週はひとつ、アニメをおすすめしたいと思う。
今期私が鑑賞しているアニメは
化物語オフシーズン
小市民シリーズ
時々ぼそっとロシア語で出れるアーリャさん
逃げ上手の若君
の4つである。今回おすすめしたいのは逃げ上手の若君、通称 逃げ若 だ。
私は週刊少年ジャンプを購読しているため、この作品が面白いことは前もって知っていた。知っていたのにも関わらず、私の想定を軽くとびこえて出来が良い。
まず最も良いポイントは逃げ若の逃走シーンの躍動感と疾走感である。
原作漫画の時点でも、躍動感や疾走感は素晴らしく目を見張るものがある。戦闘シーンがほぼ逃走、回避で構成される漫画にそれでも迫力があるのは松井優征先生の技量のなせる技である。
しかし、だ。このアニメは逃走シーンにさらなる躍動感と疾走感を与えている。未だかつてここまでアニメによって作品の地力が底上げされる例があっただろうか。昨今の戦闘シーンを超作画で構成する漫画を見た時の感想は
「へえ、漫画だとあんな感じだけどアニメだとこんな感じなんだ。」
と言ったところだった。対して、逃げ若の場合は
「おお!危な!え?大丈夫?当たっちゃうよ?あ、避けた!逃げた!!」
となる。戦闘していない戦闘シーンにここまで迫力が出ると誰が予想できただろうか。少なくとも私は予期していなかった。
それ以外にも、松井優征作品特有のギャグシーンなどは音声での間のとり方とかなり相性が良いように思える。他の漫画よりもツッコミがツッコミらしく描かれているのが音声と相性の良い要因だろうか。
私は先の展開がわかっているため言えるが、松井優征先生が丁寧に描く人間関係や信頼関係にも注目して鑑賞して欲しい。
それでは今日はこの辺で。
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