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2019年Twitter仮想ドラフト(サマドラ2019) 日本ハムの指名について(1~3位)


皆さん、お久しぶりです!しばらく記事を書いていなかったのですが、マイパソコンを購入したのをきっかけに、久々に気合入れて記事を書きたいと思います!

今回はTwitterにて行われた仮想ドラフト、サマドラ2019にて日本ハムの指名を担当者としてしました!サポーターとして、濱岸ヒヨリッピアーさん、フラワーさんに協力して頂き、完成度の高い指名をすることが出来ました!感謝しかないです。

では、早速日本ハムが指名した選手を紹介します。


●ドラフト1位 佐々木 朗希(大船渡高)

 

右投げ右打ち

身長:189cm

最速:163km

球種:スライダー、カーブ、フォークなど

紹介文:恵まれた体格から最速163kmの圧倒的速球に、優れた指先感覚を持ち合わせ、鋭い変化球で打者を手玉に取る姿は同時期の大谷翔平投手を凌駕するスケールの大きさを感じさせる、まさに「規格外」の逸材。


言わずと知れた2019年ドラフトの目玉である、佐々木朗希選手を、6球団競合の末、見事日本ハム陣営が獲得しました。高卒偏重指名の印象がある日本ハムですが、実は近年投手に関しては大卒、社会人の指名が多く、24歳以下の右腕のエース候補が吉田輝星、田中瑛斗位しかいないのが実情です。2023年に北広島移転も控える中で、チーム作りを逆算していくと、佐々木のような次世代のスター候補を移転前に確保したいと考えるのが当たり前といいでしょう。

ドラフト2位 吉田 大喜投手(日本体育大学) 

右投げ右打ち
身長:175cm
最速:151km
球種:スライダー、カーブ、フォーク

紹介文:4年春に防御率1位をマークした右腕。29.1回を投げ防御率1.23をマークした。制球力が自慢で、2種類のスライダー、2種類のカーブ、フォークを投げ分け、140km台後半を連発できる。

日本ハムは先発、中継ぎ共に大変苦しい台所事情で、先発投手の柱である上沢直之投手、マルティネス投手の長期離脱によるイニングイーターの不足、複数投手の継投が前提のショートスターター戦略の導入、投手運用能力に定評のある吉井理人投手コーチの退団により、負担が重くのしかかり、チームの順位は5位と低迷しているのに関わらず、既に50試合登板したリリーフが玉井、宮西、石川、秋吉、公文、堀の6人に達し(パリーグ記録)勤続疲労等の負担が大きく、来季以降の雲行きに暗雲が立ち込めている、と言っても過言ではない実情です。

そんな中で、日本ハム陣営として目を付けたのがこの吉田投手です。

日体大から昨年松本航投手(西武)東妻勇輔投手(ロッテ)とエース2枚が卒業し、そんな中で今季エースとしてチームを支え、最優秀防御率を獲得したのがこの吉田大喜投手です。決め球不足に悩む先輩の松本航と違い落差のあるカーブ、フォーク、スライダーはプロでも決め球として使える水準のある変化球を揃えており、代表ではリリーフとして140km台後半の速球を連発し、先発、リリーフどちらでもチームに貢献できるとして高く評価しました。代表での活躍によりドラフト本番では外れ1位指名もあるのではないかと言われており、上位候補の社会人投手の不振も手伝って注目が高まっています。

実は2位で捕手の郡司裕也選手(慶応大)、海野隆司選手(東海大)の指名を予定していましたが、先に取られてしまい、作戦変更を余儀なくされました。このあたりのシミュレーションが出来るか出来ないかが仮想ドラフトの醍醐味です。


ドラフト3位 高部 瑛斗選手(国士館大)

右投げ左打ち
身長:177cm
ポジション:中堅手
50m5秒8

「戦国」東都2部で117安打、7本塁打、25盗塁を記録した俊足強肩のスピードスター。怪我に強い頑丈さも魅力で、辰己、近本クラスのポテンシャルがあると評される。


外野手の育成に定評のあるイメージのある日本ハムだが、未来の外野手事情はそう明るくないのです。中堅手の西川遥輝選手の衰えも著しく、肩(ARM)のみならず、取り柄だった守備範囲(UZR)でも指標面で大きくマイナスを作ってしまっているのが現状です。西川自身もFA権取得が近く、代わりにセンターを務められそうな大田泰示選手も年齢的にピークの時期に差し掛かっています。

西川のレフト再コンバート、大田のセンターコンバート案が時折Twitterなどで上がりますが、中長期的にはコンバートが実現しても、その場凌ぎの場当たり的な措置でしかないでしょう。

あまり取り上げられませんが、西川のみならずチームとしてもARM(外野手の送球による守備貢献)が12球団ワーストレベルで、西川の後釜になれそうなめぼしい候補も怪我がちで戦力として計算しにくい淺間大基選手、ファームで高卒1年目ながら13本塁打を放ち、去年の村上宗隆(ヤクルト)の二軍での本塁打率を上回る万波中正選手がいますが、まだ彼は1軍での本格起用は時期尚早、この2人のほかの中堅手のポジションが務まる外野手候補は軒並み低調で解雇寸前というチーム事情で、世代間に空白が出来ている、と言っても過言ではありません。

走塁面に関しても盗塁数、BsR(走塁による得点)はいずれもリーグ5位と、西川の衰え、中島卓也の低調は得点力不足にも繋がっています。

昨今の日本ハムの野手の高卒史上主義、社会人野手の指名をしない方針、パ他球団で1人はレギュラーを張っている大卒の生え抜き野手が自前で育成出来ていない現実が相まって野手事情は悲惨です。

どうせ大卒野手は育てられないから指名しなくてもよい、と考える人もいるかもしれないですが、流出の多いチームが大卒野手の育成が出来てないとどうなるか、他球団との差がどれだけ付いてるか、ということを考えるとそうも言ってられないのが実情です。

そんなチーム事情にうってつけだと考え、肩と機動力を使える高部選手を指名しました。