1/5,7,8,9の馬場考察
こんばんは。仁王です。
今週も馬場考察やっていきます。
今週から記載方法を変更してみました。今までは結構見にくかったかなと思い、変えてみた次第です。もし前の方が良かったなど、ご意見あればご連絡ください。
中山の馬場考察
状態・クッション値・含水率
通過順
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考察
中山は4日間通して好天に恵まれて、芝・ダート共に乾いた状態。
芝はクッション値9.7~9.8で12月からの前開催を通して最も高い数値。しかしながら、時計は標準かそれより遅く、冬場の中山らしいタフな馬場。Cコースに変わり内側の傷みはカバーされ、内外のバイアスは無くなったものの、タフで時計がかかる分、4日間通してみれば差しが有利な状況で、特に内目を差して来れるポジショニングができた馬が最も恵まれた。
例えば1/5開催初日の中山金杯。コース替わりした初日で、内側の芝は回復していた。勝ったラーグルフ、2着のクリノプレミアムは共に内目を差してきて、最内を通って逃げたフェーングロッテンが3着に残した決着。走破時計は2:00.2と平均的な時計で、ラップは前半1000mを60.6と前後半がほとんど変わらない平坦ラップ。内側が走りやすいが、タフで時計がかかるため逃げ先行馬が押し切ることが難しいが、差しも内目をロスなく通れなければ差せない。そういう馬場だった。
ダートは含水率が1~2%台の非常に乾いたパサパサの状態。となれば差しが優位になりそうだが、時計もそこそこ出て先手を取った馬がそのまま押し切る形が散見された。理屈はよく分からないが、「冬場の含水率が低い中山ダートは意外と前が残る」ということは覚えておきたい。
注目レース・注目馬
・1/5 5R 未勝利 芝1600m
1着メタルスピード、2着サルヴァトーレは、内側をロスなく通って恵まれたものの、未勝利にしては非常に好タイムで走破した。1:34.1という時計は同じ日の10Rジュニアカップの2着馬ニシノライコウの1:34.4よりも速い時計だった。特に2着のサルヴァトーレは差し決着の中での逃げ残りのため、勝ち上りは目前だろう。次走チェック。
・1/7 10R 初春S ダ1200m
1着のテイエムトッキュウは前半33.2の超ハイペースで逃げながら、1:10.4の好タイムでフィニッシュ。今回のパサパサダートでの走破タイムとしては破格。ちなみに昨年の同時期にハコダテブショウが出した1:10.7よりも速い。ハコダテブショウはのちに不良馬場だが1:8.7というとんでもないレコードタイムを持っている馬で、同等レベルの力を持っていると想定できる。
中京の馬場考察
状態・クッション値・含水率
通過順
1/5
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考察
中京も中山と同様で、好天に恵まれ芝・ダ共に乾いた状態。
芝はクッション値10.0~10.4で非常に高い数値。固い路盤のため時計はある程度速い数字だった。しかし、芝を前開催から芝を張り替えられず、人力での補正作業だったため芝の状態は非常に悪く、向こう正面直線から3,4コーナー、正面直線の内側はかなり荒れている状態。しかし路盤が固いため内側も充分に使うことができていた。脚質的には圧倒的に差し有利。固い路盤と荒れた芝が相まって、前がきつくなるとともに、馬場の真ん中あたりを差してくる馬が最も恩恵を受けた。後半は一部内側を空けて走るジョッキーが出てきており、今週はさらに内を空ける馬が多くなりそうだ。
ダートはこちらも非常に含水率の低いパサパサ馬場。しかし中山と異なるところは、完全に差し馬場となっていたこと。外を大回ししても届くような極端な差し馬場になっていた。
注目レース・注目馬
・1/7 5R 未勝利 芝1600m
勝ったエアメテオラの時計が未勝利では非常に優秀。逃げてコーナーの最も悪い馬場を通りつつ、先頭から上り2番目の脚を使って2馬身差勝利。前半スローに持ち込めたため、恵まれはしたが先頭から速い上りを使えたことを評価できる。時計的には昇級しても充分通用する。
・1/8 4R 新馬戦 ダ1200m
1着タガノシャーンスは2着に5馬身差つけての圧勝。番手に構えて前半36.0と非常に遅いペースだったが、そこからの上りタイムが非常に優秀で、このパサパサダートで上り36秒台は破格。全体時計も速く昇級しても充分通用する。また2着のバスドラムガールも3着に差をつけており、逃げて上り3番手の時計は充分に速く、次走勝ち抜けの確率は高そうだ。