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緊急事態宣言延長を受けて考える、ノンストレスで観れるアニメの話

 皆様、ゴールデンウィークはなにされてましたか?

 僕はこんなご時世にわざわざ原付を買いましてね。買ってもどこに行けるというわけもないんですが、逆に考えると金を使う機会のないこの時期に買いたいもん買うしかねえ!と思い立ち購入した次第であります(笑)

 野球場にまた行ける日が来たら関東近辺の球場は原付で行こうかな?東京ドームや神宮は電車の方が圧倒的に便利ですが。

 さて、今日も今日とて何かアニメでも紹介しようかと思ったんですが、数日前に緊急事態宣言が延長されましたね。わかっていた事とはいえ、いざ現実のものになると精神的に負担がかかる。皆様もおそらく同じように重たい気分になっていらっしゃるんじゃないでしょうか。

 そういう時に試練を乗り越える話とか、絶望の中でも希望を探す話みたいな作品を観るのも大事ですが、同時に頭を使わないような作品も重要な役割を持ってくる。オタクが社会人になると仕事疲れからストーリー性のないアニメを好むように、ただ笑えたり癒されたりする作品を観る事でほんの30分でも今の状況から解放されるというのも意味のある事なんじゃないかと思うんですよね。

 アニメじゃなくてもいいんですが、僕が一番語れるのはアニメなので今回はノンストレスで観れるアニメを5本紹介させていただきます!では早速

1.あずまんが大王

 2002年の作品ですね。原作者は『よつばと!』で有名なあずまきよひこ先生でして、電撃大王という漫画雑誌で2000年から3年間連載されていました。

 ストーリーというストーリーはないのですが、とある高校に通う女子高生達の3年間をのんびり描いております。頭が良すぎて小学生から飛び級で高校に入学した美浜ちよを中心に大阪から転校してきたので"大阪"というあだ名にされてしまったのんびり屋の春日歩、孤高の一匹狼に見えるが実は可愛いものが好きな榊、元気だけが取り柄の滝野智とツッコミ役の水原暦、途中からグループに加わる運動が得意な神楽や生徒より子供っぽい教師の谷崎ゆかりと同僚の黒沢みなもなど、様々なキャラクターが緩い日常を過ごす様を描いている。

 00年代後半から現在にかけて、いわゆるまんがタイムきららで連載されているような女子高生の日常系作品が多くアニメ化されていますが、『あずまんが大王』はその走りみたいな作品です。

 ただ『よつばと!』を読んだ人はわかると思うんですが、あずま先生の描く日常って独特の味わいがあるじゃないですか。なんとなくキャラにリアル感があったり、女の子があんまり読者に媚びてなかったり。というのが『あずまんが大王』でも要素としてあるので、日常系が苦手な人でも比較的すんなり観れる作品になっていると思います。

 ただ1話はちょっとキツイんすよね~(笑)あとDアニメストアで観られるんですが、なぜかOPとEDがないんですよ。それが残念でなりません。ぜひどこかで聴いてみてください。

2.ARIA THE ANIMATION

 2005年にアニメ化され、現在も映画の制作が続いている息の長い作品です。監督は以前にも紹介した佐藤順一さんで、原作者は現在『あまんちゅ!』を執筆されている天野こずえ先生。原作の漫画は『AQUA』というタイトルで2巻発売された後、『ARIA』に変更して12巻で完結しています。

 この作品は本当に癒し系ですね。まず舞台は未来の地球そっくりに開拓された火星。その火星に存在するネオ・ヴェネチアというまあヴェネチアそっくりの街に主人公の灯里がやってくるところから始まります。

 灯里はネオ・ヴェネチアで"水先案内人"という小舟で観光客を案内する仕事に就き修行を始めるわけですが、まぁ~観てて癒されるんですよ(笑)

 まずネオ・ヴェネチアの情景描写が素晴らしく、観てるとついついヴェネチアに行きたくなっちゃうんですよね。舟に乗って観光してえ!石畳の道を歩きてえ!と何度思った事か(笑)

 キャラクターも魅力的でして、なんでも楽しめる性格の灯里を観ていると元気が貰えますし、師匠のアリシアはとにかく優しい。ツッコミ役の藍華に無口キャラのアリス、更にその二人の師匠など出てくるキャラ全員良い奴で要するに優しい世界を見せてくれるわけです。

 基本的に灯里が経験するちょっとした日常を描いているのですが、たまにファンタジーな話もあって飽きずに楽しむ事ができますよ。そして最終回あたりには泣ける話もあって、僕にとってはかけがえのない作品ですね。

3.ガールズ&パンツァー

 2012~2013年にかけて放送された水島努監督のオリジナルアニメ作品でございます。"ガルパン"という愛称で有名ですね。現在も映画で続編が作られていまして、舞台となった茨城県大洗町は聖地化して多くの観光客が訪れる場所になりました。

「女子高生が戦車に乗って他校と戦い優勝を目指す」というなんとも破天荒なストーリーに見えますが、戦車という点を除けばシンプルなスポーツモノとして作られております。"女子高生"と"戦車"という組み合わせが良いですよね。目新しい組み合わせですし、インパクトもある。

 キャラがびっくりするほど出るんですが、メインの4~5人とライバル以外をあえて小さな集団で分けて名前のあるモブとして扱う事で、画の華やかさとストーリー上の展開させやすさを両立させてるのも上手いな~と感じます。

 そして『劇場版 ガールズ&パンツァー』では物凄くわかりやすい王道ストーリーを作ってくれまして、これで"ガルパンおじさん"と呼ばれる中毒者をめちゃくちゃ出しちゃったわけです(笑)

劇場版 ガールズ&パンツァー

 ストーリーがわかりやすく、女の子がたくさん出るならそりゃオタクが大漁に釣れるわけですよ。もちろん前提として面白い作品に仕上がっておりますし、ここまでエンターテイメントに徹せる水島努監督は凄いなあと思った次第であります。

4.ぱにぽにだっしゅ!

 2005年にアニメ化された作品です。原作者は氷川へきる先生。アニメ監督は『魔法少女まどか☆マギカ』や『物語シリーズ』などを手掛けた新房昭之さん。

 監督が新房さんという事でなんとなくわかる人もいると思うのですが、この作品はナンセンスギャグです。

 天才の子供教師・レベッカ宮本を主人公にして毎回ただただ変なギャグをするという、本当にそれだけのアニメでして、これこそ頭空っぽにして観れる作品ですね。当時ハマっていまして、もう持ってないんですがDVDを全巻揃えてたのも良い思い出です。

 あと見所としては新房アニメなので主題歌がちょくちょく変わるのですが、どれも癖のある曲ばかりで魅力的。おそらく最も新房色が出ている作品なんじゃないかと思っております。なんでか若干埋もれ気味な作品なので、これを機会に是非観てみてください。

5.リトルウィッチアカデミア

 2017年にテレビアニメ化された作品ですね。短編映画としては2013年、2015年に作られているようですが、残念ながらこれらは観た事がありません。

 オリジナルアニメでして、制作会社は『キルラキル』を作ったTRIGGER。作品性というよりはエンターテイメント性の強い作品を世に出し続けている会社でございます。

 ジャンルとしては魔法少女モノで、主人公のアッコは空も飛べないようなダメ魔法使い。しかし子供の頃に出会ったシャイニィシャリオという魔法使いに憧れ、魔法学校に入学します。様々なアクシデントを持ち前の元気と行動力で乗り越えながらシャリオが行方不明になる前に残したシャイニィロッドの力を取り戻していくという話になってます。

 頭使いたくないけどストーリーがないのもちょっと…という方にはオススメです。ちゃんと熱くなれるし、ちゃんと落ち込みどころもありますし、ちゃんとクライマックスで盛り上がれる。実に良くできた作品になってるんですよ。

 最終回なんかは本当に心が熱くなりましたし、今でも見直したくなる作品です。ただネトフリにしかないのかな?もし興味があればネトフリで観るなり入会するなりしてください(笑)

以上で終了となります。一応00年代と10年代でバランス良く紹介させていただいたつもりでございます。

 もうゴールデンウィークも終わりますが外出しにくい日々は変わりません。日々の感染者数が減ってきて少しずつではありますが出口の光が見えているようにも感じますし、しかし緊急事態宣言が解けたからといって元通りの日常になるにはしばらくかかるでしょう。

 いつまでかかるか読めない状況において気を張り詰め続けるのは体にも悪いですし、現実逃避というわけではありませんが気分転換にでも紹介させていただいたアニメを観てみてください。

 また機会あれば他のアニメも紹介させていただきたいと思っております。では皆様それまでごきげんよう。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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