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第2回定例会開会

 第2回江東区議会定例会が11日、開会した。総額75億円の補正予算が組まれ、議案などと合わせて審議する。閉会は27日の予定。
 新年度になってから初の議会。議案では、労務単価上昇などによる工事契約金額の変更などが提出された。大久保朋果区長は「これからも本区の可能性・ポテンシャル生かして選ばれる江東区、選ばれ続ける江東区を目指し、区民の思いに寄り添っていく」と述べた。
 補正予算では、防災、観光、子育て、医療・介護、経済など様々なジャンルの取り組み強化に関する予算が組まれた。多くが財源として国や都の交付金を活用する。      
【防災・観光】
防災分野では災害協力隊への非常用発電機・蓄電池の配備を進める。区内には331団体があるといい、発電機などを持っている団体にばらつきがあり、格差を縮小するのが目的。観光分野では、豊洲千客万来ができたことなども踏まえ、新たな観光推進プラン策定に向けて調査を始める。   
【子育て】
生後6か月~高校生などを対象にインフルエンザ予防接種費用の一部を助成する。1回あたり2000円が補填され、13歳未満は2回接種分が出る。夏から開始予定の未就園児の定期的な預かり事業について、第2子以降の利用料の無償化なども実施する。
【医療・介護】
高齢者肺炎球菌ワクチンについて、定期接種を受けていない高齢者を対象に費用の一部を助成し、1500円で接種を受けられるようにする。新型コロナウイルスのワクチン価格が1万5000円に上昇することに合わせて対象者が2500円で利用できるよう差額分を補填する。      
【経済】
令和6年度に新たに住民税非課税世帯や住民税均等割のみ課税となった世帯を対象に1世帯あたり10万円を支給する。さらに18歳以下の子どもがいる場合、1人あたり5万円を追加支給する。

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