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9月江東議会開会 どんなことを審議?

 江東区議会の9月定例会が21日に開会した。10月25日までの会期内に条例改正案や補正予算、陳情などについて審議されるが、どんな中身なのか。
【条例改正】
 注目されるのはパートナーシップ関連の条例改正だ。江東区の職員の扶養親族の範囲にパートナーシップ関係の相手方を加えることなどが柱。成立すると同性パートナーも配偶者と同等とみなされ、さまざまな支援が受けられる。江東区ではパートナーシップ制度を導入していないため、当面は「東京都パートナーシップ宣誓制度」の適用者で確認する。一方で、一部議員からは「運用面で問題はないのか」などと慎重論も出ている。
【補正予算】
 補正予算として計58億1900万円を計上した。


★子育て・教育
「子ども真ん中」を掲げた木村弥生区長は子育て政策に力を入れる。こども食堂支援事業(484万円)や公立特別支援学校の児童に対する給食費の補助費(1062万円)などを実施し家庭を支援する。来年1月から運用を始めるベビーシッター利用料、低所得の妊婦に対する初回産科受診料の助成などの予算も計上した。
★防災まちづくり
 避難所などに防災授乳服や携帯トイレを配備(2746万円)。自転車ヘルメットの需要が高いことから購入費の補助の助成件数を拡大する(2560万円)。コミュニティバス運行事業についてはアンケート調査などを行い、路線増加を含めて検討を始める。
★物価高騰への取り組み
 長引く物価高騰に対応するため、燃料費高騰の影響を受ける自動車運送事業者支援(1億8310万円)や高齢介護・障害福祉サービス事業者支援(8718万円)などを行う。


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