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異例の江東区12月議会閉会

 今年最後の議会となる江東区議会の第4回定例会は、提出された議案すべてが可決され、20日に閉会した。開会時は区長空席という異例の議会となったが、最終日には新区長の大久保朋果氏が登場した。
 大久保区長は12月10日の区長選で立候補した他の4人を下し初当選した。翌日から区役所に訪れて仕事を始めたが、区議会に出席するのは今回が初めて。大久保区長は議場において「江東区の可能性を最大限生かしたまちづくりを進める」と述べた。
 区議会では、通常通り一般質問や委員会が行われたが、「区長不在でさまざまなことが前に進められなかった」(区関係者)という。企画総務委員会では、江東区版パートナーシップ制度のスケジュール変更が報告され、「令和6年4月開始」予定が「令和6年度新体制において改正条例案の提案時期等について検討」となった。区幹部は「新区長に意向確認する必要がある」と話す。
 また、防災・まちづくり対策特別委員会で、今年行われた防災カタログギフト配布事業の申込率が73・2%(28万7228件中21万250件)になったことが明らかになった。区が実施したアンケートによると、申し込まなかった人の理由としては「申し込みを忘れていた」が最多になったという。申し込みの商品ランキングは①防災セット②モバイルバッテリー③防災リュック33点セットーーと続いた。2023年は関東大震災から100年となる節目。区の担当者は「アンケート結果から(カタログギフトは)比較的好評だったと認識している」と話した。

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