愛とか恋とか

彼女とお別れした。
お互い23の歳で2年半連れ添った仲だった。
小中の同級生で腐れ縁だった。
ただそれだけにお互いがお互いを知りすぎていたのだと思う。恋の感情が薄れていき、いつしか当たり前に横にいる存在になってしまった。相手への興味が失われてしまった。そして別れた。
今振り返るとそれこそが愛しいという感情なのだろうか。それならば、なんというか、ほんとに残念だ。結局、恋人同士に一時の恋愛感情がなくなれば愛しいという形容しにくい感情にお互い見舞われることになるのか。それとも今回の相手だけがそうだったのか。わからない。
いつか、一生付き添ってほしい相手を一生愛せるようになりたい。それには自分の努力も相手の努力も必要なわけで、頑張ろう。
そんなことがわかった良い2年半だった。