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ninpathが考える不妊治療とメンタルヘルス

不妊・不育治療を受けるカップルは決して少なくない状況にも関わらず、その特殊な治療環境や通院形態による物理的・心理的な負担が非常に大きい領域です。治療初期の段階からメンタルに多大な影響を及ぼすケースが多いことが課題となり、2021年11月に発刊された生殖医療ガイドラインでも不妊治療中の患者の方々への心理的・社会的ケアが推奨されています。
しかし現実には、患者様の悩みや不安が非常に多岐に渡ること、カウンセリング受診のハードルが高いことや専門ケア人材リソースの不足など複雑な問題が多く絡んでおり、各医療機関の力量に頼るしかない状況が続いています。
治療環境としては大きく変化し得る過渡期を迎えているものの、依然として心理・社会的サポートが必要な状況は続いていくと考えています。ninpathは私たちにできることからひとつずつ取り組んでいくために、まずは治療周期のデータと連動させたメンタル状態の可視化とそのケアから始めることにしました。

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