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くせ毛の対応策

くせ毛で髪が広がってまとまらない…

このような悩みを抱えている方はものすごく多いです。

サロンワークでもくせ毛が理由で様々な髪の悩みを抱えている方が多くいらっしゃいます。

この記事では、くせ毛の方の悩みとその対応策を紹介していきます!

くせ毛の方の共通の悩み


くせ毛の方を施術していると、その悩みにはいくつかの共通点があります。

  • 広がり(膨らみ)

  • うねり

  • パサつき(ツヤが出ない)

一つ一つどういったことかまとめていきます↓

広がり(膨らみ)


うねるくせやヂリヂリとしたくせ、またその両方の影響により髪全体が慢性的に広がりやすかったり、膨らみやすい状態になっているといった悩み。

髪質がしっかりしていたり毛量が多い悩みも併せ持っていることも多く、梅雨時期や雨の日などは特に髪型(頭)が大きく見えてしまったりといったくせ毛の方で一番多いお悩みかもしれません。

うねり


うねりのくせとは髪がぐるぐる波状や螺旋状に巻く形のくせで、うねりが原因で先述した広がりの原因になっていることもあります。

縮毛矯正をしても伸びてきた部分の境目が一番目立ちやすく気になりやすかったり、特に前髪のうねるくせなんかは、それが原因で髪型が決まらないというお声も多いです。

パサつき(ツヤが出ない)


くせ毛の特徴としてダメージしているわけでもないのにパサついて見えたりツヤがないように見えるとったことがあります。

パサついて見えると老けて見えたりお手入れが行き届いていないような印象を与えるのではないかといったお悩みが多いです。

くせ毛の悩みへの対応策


くせ毛による様々なお悩みに対しての対応策をご紹介していきます。

くせ毛の悩みに対して効果的な対策は大きく分けて2つです。

  • 縮毛矯正

  • くせ毛を活かしたカット


つまりはくせを抑えるかくせを活かすかの選択になります。

それぞれにメリット・デメリットがあるので見ていきましょう。

縮毛矯正


縮毛矯正はくせを抑えるために最も有効な手段です。

くせ毛に悩んでいる方は一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

くせ毛の方が憧れのストレートヘアを目指す上ではこの縮毛矯正という選択肢一択です。

しかし、そんな縮毛矯正にもデメリットは存在します。

  • 伸びてくると自毛との境目が気になる

  • 髪に負担がかかる

  • 時間とお金がかかる

  • 歳を重ねるごとに縮毛矯正の効きが悪くなる

  • 髪型が変わり映えしづらくなる

このようなデメリットがあります。

髪が伸びてくると自毛のくせ毛が伸びてくるので、定期的にかけ続ける必要があります。

そういった部分でデメリットに感じられやすい要素というのが様々あります。

また、若い時は縮毛矯正をかけると綺麗なストレートになったのに、ある時からそうもいかなくなってきたと感じている方も多いと思います。

これは髪質が若い頃と比べて変化(エイジング)していることや、白髪染めと併用するようになったことで、髪への負担が増えたことが主な原因になっています。

しかし、こういった方に対して酸性ストレートといった選択肢もあり、エイジング毛・カラー毛であっても綺麗にかけられるような技術・薬剤が進歩しています。


酸性ストレートも技術や知識のいる施術になるので、美容師の技術力にかなり依存するものにはなります。

このように縮毛矯正は、くせ毛を抑えるのには最も有効な手段ではあるが、それなりのデメリットも付きまとう選択肢になります。

しかし、どの選択肢にせよ得られることと得られないことはある程度トレードオフの関係になってくるので、デメリットに捉われすぎずにそれなりのコストを払っていると思って割り切ることも大事にはなってきます。

くせ毛を活かしたカット


縮毛矯正がくせを抑えようという考え方なのに対して、こちらは今まで嫌がっていたくせ毛を味方に付けてしまって、くせ毛を活かそうという考え方です。

待ち合わせているくせが一番出た状態であなたに似合う髪型にしようというものです。

縮毛矯正のデメリットを全てケアできつつ、あなた本来の良さを表現できるのが最大のメリットになります。

そんなくせ毛を活かす考え方にもデメリットはあります。

  • 縮毛矯正毛がなくなるまでがしんどい

  • ヘアケアやスタイリング剤の併用

  • くせ毛を活かせるカットができる美容師を見つけるまでが大変

  • くせ毛を活かした髪型が好きではない人もいる

くせ毛の方には縮毛矯正を辞めたいという方も多いですが、縮毛矯正をかけた部分が無くなるまでが大変なケースは多いです。

この場合、その期間はブローやアイロンやコテなどを駆使して乗り切る必要も出てくるので、そこを耐えれず断念してしまう方も多いのではないでしょうか。

また、脱縮毛矯正できたとしてもエイジングしているだけでヘアケアの意識は持った方がいいですし、くせ毛の方にはパサつきに不満を感じる方も多いので、ツヤやウェットな質感を作れるようなオイルやスタイリング剤を使った方が髪型のクオリティとして上がる場合も多いです。

そして、くせ毛を活かすと言ってもカットありきの話なので、カットの上手な美容師は必要不可欠です。

くせ毛の方がバッサリカットして失敗したり後悔した経験やショートには切らない方が言いと断られ続けてきたなんて話はよくある話ではないでしょうか。

サロンワークでもこういった経験から自分はショートにできないと思い込んでしまっている方も多くいらっしゃいます。

それは好みの問題以前に美容師の技術不足によることが原因な場合が多いです。

カットが上手い美容師を見つけることはくせ毛を活かすためには非常に重要な要素になります。


そして一番のキモは、くせ毛を活かした髪型で喜ぶ人もいればくせを抑えた方が好きな方もいるということです。

お客さんの中にも、活かしやすいくせ毛や活かしづらいくせ毛、くせ毛を活かした髪型が好きな人とそうでない人がいます。

どんなにカットが上手であってもくせ毛がまっすぐになるということはあり得ないのです。

その辺の認識に乖離があると、くせ毛を活かした髪型にしたとしてもギャップが出てしまうので、くせを抑えた方が好きなのか活かしてみたいのか、自分はどうしたいのか整理し直すのも大事になってきます。

その他の対応策


上記の対応策以外の方法だと

  • 毎日アイロンでセットする

  • 髪を結ぶ

しかしこれらは「効果的な方法」というよりは「苦肉の策」といった形に近いです。

毎日アイロンする手間や熱ダメージ、髪を結んでいるだけだと髪型のレパートリーがないといったことに不満を覚える方もいます。

悪い選択肢というわけではないので、各々のライフスタイルや性格、好みで取り入れられるときは取り入れて上手く付き合っていくことが大事です。

まとめ


色々な方法を紹介しましたが、全ての選択肢にメリットもデメリットも存在するので、それらを理解して時には割り切りも必要です。

何が良くて何が悪いということではなく、自分に合った選択や自分の気分が上がる方法を選ぶことがとても大事なことだと思います。

それを手助けする役割として美容師がいますので、あなたの期待に応えられる美容師を見つけて相談してみてください。

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