映画『ギヴン』を見た(ネタバレなし)


気がついたら漫画を買っていて
気がついたら映画館に居ました

映画『ギヴン』

一言で言うと、面白かったです。舐めてかかってました。

なので、布教迷ってる方の背中を押すノートを書きます!




私がギヴンに触れた経緯

確かその時舞台沼(俳優沼)で最推しの舞台が終わり落ち着いた頃でした。色々限界すぎてエンタメの世界に逃げ込んでいまして、

俳優

あんスタ

声優

って流れで見聞を広げてました。
アニメとか久しぶりに見たけど技術が変わってきたな…。って思ってたところ、声優の推しである浅沼晋太郎氏が凄い熱量で演じたらしい『ギヴン』が急に見たくなりました。

急カーブみたいにジャンルに突っ込んだのですが、さすがに無勉強で映画に行くのは危ないと思い『勉強しておくかー』ってノリでKindleで漫画を全巻購入。

これが大正解

『ノイタミナで放送されてたアニメの続編』なので、漫画読まずに行ってたら『???』ってなるところでした。

具体的に言うと漫画で言う4巻?(最初のライブが終わった後)から始まるので、そもそも高校生編が把握できてないと詰みます

(まあそんなふうに色々準備をしたみたいに言ってますが、『見よう』って思ってから漫画を買って映画館に行くまで3日くらいでした。)

ギヴン見たことないし気になってる声優さんも特にいないけど、上質なBL作品が見たいあなた。まだ間に合う。



映画の感想良かった点


さって、映画の感想に行きますか。
かく言う私はBL映画というものを始めて見たわけなんですが、第一の感想が


ここまでやっちゃうの!?

でした。漫画読んでるから展開も知ってるし、ここまでやるってことは知ってるんだけど、まさか映画館であのシーンを声付きで見るとは思ってなくて。
進んでるな…って思いました…。凄い…。(春樹と秋彦のシーンです。R指定ほどじゃないけど、心の準備をしてなかったので衝撃が凄かった)


また、アニメも一応ざっと確認したのですが、アニメよりも圧倒的にテンポが良かったです。会話のテンポとか凄い気持ちよかった。

そしてこれが一番感動したんですが、ちゃんと漫画を昇華した作品でした。漫画とアニメってアプローチが全く違うじゃないてすか。で、その中でも一番大きいポイントが、映画は大音量に包まれて大きい画面で見るってことだと思うんです。

特にライブシーンは本当に会場にいる気分になれました。上手い。
最近のバンドモチーフの歌は本当に上手いけど、ギヴンもかなり良いところにいると思います。上手い

※これは余談なのですが、漫画凄いなーってなりました。
漫画って、無音じゃないですか。漫画から音は流れてこないし、心で感じるしかない。でも、その無音が全く気になってなかったな…ってことを映画を見てやっと気づきました。キヅ先生凄い
映画を見たあとに漫画を見返したくなる作品です。

映画の感想個人的に気になった点(ネタバレなし)

ここからは個人的注意点です。昔よく見てたBLCDwikiに載ってるような注意点を列挙しておくので、地雷チェックにどうぞ…

,・CGがわかりやすかった
最近のアニメを見慣れている方には何ともないと思うんですが、背景だけじゃなくてキャラも時々CGなので、CG苦手な自分はちょこちょこ気になったり……。

特に演奏シーンはかなり気を使ってカットを考えてらっしゃるイメージでしたが、なるほどな…モーショングラフィックだね…って感じでした!


一瞬女性の喘ぎ声があります

昔BLCDwikiとか覗いてた時期は注意書きとして書かれてたので、ここにも書いておこう。BLの作品中に女性の喘ぎ声が出るのが地雷な方、注意してください。本当に一瞬ですが、わりとリアルでした。私は春樹とおんなじ気分になりました。

あと、モブの顔がわりと死んでる

総評

個人的に気になった点があまり多くなかった事からお気づきだと思いますが、とても面白い映画でした。
予習が生きた感じなので『なにか面白そうな映画はあるかなー』ってノリで映画館に行って、予習せずに見るには向いてない映画だと思うのですが、漫画作品の映画化としては素晴らしいんじゃないかな…?と

個人的に、浅沼さんが演じてらっしゃるだけでなく、漫画を読んでキャラクター的にも雨月の事がとても好きだったので、ラストの例のシーンは滅茶苦茶辛かったです。

というより、秋彦のシーンがもう無理。泣く。
秋彦が雨月と一緒にいても辛いし、春樹と一緒にいても辛い。泣く

全員がまっすぐ幸せになることは難しいけれど、いつか必ず幸せになってほしい。
そう思いながら映画館を出ました。

よほど察しが良い人以外は原作ないしアニメの予習必須だと思いますが、上質なBL作品が見たい方はぜひ見てください。

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