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【ライテク】冬にバイクを安全に乗るために必要なことは? ~冬でもバイクを楽しむ~


皆さんこんにちは、ニノマエです。

今回は冬にバイクを安全に乗るために必要なことを記事にしていきます。
初心者の方やリターンライダーの方にもおすすめの内容です。

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冬の体感温度について

冬は気温が低く風が強い日が多くなります。その二つの条件が重なり、ライダーにとっては体感温度はかなり低くなります。気象台一口メモでは以下のように記載されています。

『風速1メートルにつき気温が1度下がる感覚になり、気温が0度でも10メートルの風のもとでは、体感温度はマイナス10度』

気象庁の風の予報用語の解説の表で時速60kmは大体、風速17メートルぐらいとすると外気温20度で体感温度は3度くらいでしょうか?詳細の計算はこちらの計算表でするとよいかと思われます。湿度なども関係ありますがおおむねそれぐらいの温度にはなってきます。

こう考えると冬のライダーはかなり過酷な中で運転していることがわかると思います。次は冬でも暖かく走るためのポイントなどを紹介していきます。

暖かい服装で、体の疲労を軽減

冬の寒さに長時間さらされると体温を上げるためにエネルギーを消費し、体力を消耗していきます。疲労が蓄積すると判断が遅れたり、注意散漫になって事故のもとになります。それらを回避し楽しいツーリングにするためにも以下の場所は必ず冷やさない工夫をしましょう。

  • 腹部

この3か所は個人的に冷やさないようにしていました。

首については確実に対応が必要な場所になります。太めの血管が通る場所になるため、確実にネックウォーマーなどで風を遮る必要性が高い場所になります。ここの防寒対策の有無だけでもかなりの効果を実感できますよ。ポイントとしては普通のマフラーは使用しないこと、巻き込まれによる事故を防ぐためにもバイク用のものか、ネックウォーマーにしましょう。

脚の防寒対策は意外に効果的です。バイクは風防などがあるので上半身は風を受ける面積が少ないですが、下半身は意外に風を受けているためです。さらに、バイク乗車時には下半身の動きはかなり少ないのに風に受ける面積が大きいという状況になります。そのため、タイツや薄手のダウンパンツを着用することにより風と外気温による体温の低下を防ぐことができます。

上記2つの中では重要度は高くありませんが、腹部については服の状況により必要性の有無は変わります。バイクは体の動きより体温の低下のほうが大きいと感じているので私としては腹巻(ウエストウォーマー)の着用をお勧めしています。特に日の出ツーリングなどをする場合は、休憩時間も伸びやすいのでお腹のためにも装備を確実にしま

休憩後の出発は要注意

一度バイクを降りて休憩後、再出発の際にも注意が必要です。どのような危険があるかというと、タイヤが冷えたことによるスリップがあります。

タイヤの状態としては暖かいとタイヤが柔らかくなり、路面との抵抗を増やすことができます。逆に冷えている状態だとタイヤが固いままとなり路面との抵抗が少なくなります。

身近な例だと学生時代に使用する消しゴムでしょうか?硬い消しゴムは紙の上で滑らせやすく、あまり消しカスが出ない。柔らかい消しゴムだと紙の上で滑らせにくく、消しカスが出やすい。といった例がイメージしやすいかと思います。(硬い消しゴム=冷えたタイヤ、柔らかい消しゴム=温まったタイヤ)

このことから、休憩後冷えたタイヤで出発する場合の注意点として、あまりバイクを倒して発進しない、アクセルを開けすぎないことが安全に乗るために必要なことになります。近年は安全性能も向上していますが過信しすぎず、出力があるバイクでは雑な運転をしないようにしましょう。

冬も安全に楽しくツーリング!

冬は夏とは違う危険がありますが、夏と比べ対策が比較的容易ではあります。基本ではありますが、不安があるときには乗らないという選択肢も大切になります。冬は空気が澄み、景色が良い日が多いのでつい走りたくなってしまいますが、体調がすぐれない日はしっかりと休み安全で楽しいバイクライフを送りましょう。

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