週末日記(2023/10/28〜10/29)

■10/28(土)

久々に二日間予定がなかったので、そわそわしながら土曜日を迎えた。この週末のために読む本を5冊購入し、おさんぽのため着る洋服もなんとなく考えておいたし、お天気も良さそうだったけど、午前中から歯医者の予約を入れていた。やや迷いつつも到着。

クリーニングのために入れた予約だったけど、初めて行くところだった&やけに丁寧な病院で(口コミが星5)、初診かつ歯並びも気になるとのことなのでレントゲン撮っておきましょう、と撮られた。
結果、四本目の親知らずの抜歯を推奨される(叫)そして、興味本位で聞いた歯列矯正は、やはり100万円かかる(叫)

来週もう一度行って、CTで抜歯できるか確認する予定だけど、当分抜歯の決心はつかなそうだ。来月は繁忙期だし、年末年始美味しいもの食べたいもの。。でも、はきはきしゃべる院長先生が、かっこいい刈り上げの女の人で、身を任せられる気がした。

とはいえ抜歯のショックですべてが無理になり、家事を保留し、焼きそばを食べ(嬉)、行ってみたかった喫茶店へひとりでゆくことに。(ベレー帽on)

最近お出かけのときは、パリ風にオレンジのセーターにデニム、青い小物を合わせるのが好き。

地下にあるそのお店は、ほどよく静かで居心地がとても良かった。カウンターテーブルの高さがちょうどよく、最近買った『森茉莉 私の中のアリスの世界』というエッセイ集を広げてうっとり読む。
雨さんのいつぞやの日記で知ってから森茉莉をずっと読んでみたくて、つい手に取ってしまった本。

私の日日の中の愉しさ、それは詩であった。(中略)自分で詩だと思っている、詩のようなものを日日の中で感じているのが、ただ愉しい。

日日の中の愉しさ

森茉莉の著作を読むのは初めてだけど、こんな素敵なところがあるのにくわえて、自分のことをすごく客観視していて、自己分析がすごく細かい印象。読んでいて「まるで自分みたいだ」と思う人、多いんじゃないかな。
私は土曜日のお昼に、おふとんを干しているお家を見かけると、ただそれだけでたのしくなります。

夕飯はキムチ鍋を作って、映画を一本観た。やっぱりグレタ・ガルボの低くて美しい声が大好きだと思った。いま観てみたいのは『肉体と悪魔』です。アマプラにない。。


■10/29(日)
親知らずショックを払拭すべく、ひたすらのんびりすると心に決めた。液体歯磨きをして、二度寝しようと思いつつも、お腹が空いて昨日残したポテチを寝ながら食べ、ふとんにぶちまけてしまう。
大人なので私は極めて落ち着いており、なるべく体を動かさずに迅速に破片を食べていった。

ぶちまけたことで気持ちがリセットされ、やはり家事をしてしまう。さっぱり。お昼にまた雑に焼きそばを作って食べる。残ったウインナーを使ったけど、絶対豚肉を入れた方がおいしい。

昨日コンビニで買ったワッフルに紅茶を淹れて、芝木好子『洲崎パラダイス』を読む。昨日観た映画もそうだけど、己の身体ひとつに生活がかかっている女性たちは、男性に求めることが全然違うというか、気迫が違う。
思ったよりグイグイ読める文体だったので、通勤中のおともに決定。

おやつを食べたら眠くなり、次に買う化粧品を考えながらおひるね。起きたら暗くなっていたので、また映画を一本観て、昨日の残りのキムチ鍋を食べた。この土日は焼きそば→キムチ鍋を2回やってしまった。

古典的ラブロマンスを立て続けに見たけど、男がすぐに女に「きみを愛してる」って言うし、女がすぐ男に「あなたのために生きていくわ」って言うのすごい。他人の愛なんて絶対わかることは出来ないからこそ、「愛してる」に至るまでの説得力(?)がある、丁寧な描写の映画よりも、私はこれくらい意味わかんない愛の方が、観ていて好きだ。または、丁寧じゃ無くていいから、繊細な映画。今年観た映画の中だと、『燃ゆる女の肖像』が何度でも観たい大切な映画になったと思う。

やっぱりたまには、自分がただ暮らしていることを誰かに見てほしくなるね。おやすみなさい🐶

セブンでフィナンシェを買います