記録:妊娠中期


年が明けてうちの実家に帰省して、やっとつわりが終わり方向に。
久々に食べる母の手料理がまじで美味すぎてもりもり食べた。なんかみんな2人分食えって言ってくるし笑、真に受けて好きなだけ食べてた。

でも天気悪い日とかはやっぱり調子悪くなりがちで、体調が安定してきたのは2月くらいからだった気がする。
そして本格的に、いわゆる「ご飯おいしい期」に突入する、、、


妊娠前は正直食に対しての好奇心が薄く、いろんなものを食べたいというよりは定番の同じものを繰り返し食べるのが好きだった。
しかし中期に入り、人が変わったように食への興味&食に対する執着が強まり、あれも食べてみたいこれも食べてみたいと食欲に振り回される。
夫も驚いてた。新たな扉開いた感あって楽しかった…
料理も楽しくて、時間もあったからちょっと手のかかるメニューに挑戦したりしてレパートリーを増やせたのは良かった。


が、そんな調子でもりもり食べてたら当然体重も増え…1ヶ月振りの健診で院長にキレられる。
1ヶ月で4㎏は増えすぎこのペースだとあなた産むまでにあと20㎏増えるぞと…
食べ過ぎ、甘いものとフルーツやめて食べる量半分にしろ、太りすぎると赤ちゃんが苦しい思いするんだよと言われる。
かなり体重管理に厳しい産院、院長キツめ(普通にバカとかデブとか暴言吐く)とわかってはいたものの、BMI18以下だからそこそこ増えても大丈夫っしょ‼️とナメていた。

大人に怒られるのが久々すぎてへこんだけど、ここでしっかり注意されたおかげでハッとしてその後ちゃんと体重管理できたので、今となっては有り難く思っている。

その後は急に増えないように調整して、中期から後期にかけてそのまま3ヶ月キープ‼️頑張った…(ちょくちょく息抜きしてたけど)

増えなすぎも良くなさそうなので、臨月くらいから徐々に増やしていき最終的に妊娠前+10㎏で終了した。
キープが続いてる時は院長も体重頑張ってるね、すごいねって言ってくれて褒めてくれるんだ…と思った。

でもそもそも気狂い食欲モンスター状態も長くは続かなくて、妊娠後期に入るとそれまでの状態が嘘のように落ち着いていった。
美味しいセンサー振り切れてたのが正常に戻った感じ。明らかに味覚の鋭さが1段階落ちたのがわかった。悲しかった。
期間限定すぎる、まじでなんだったの?

なんか、臨月の体重増加率はやばいと噂に聞いてたので油断しないようにしてたけど
出産が近くなって、体重増加の目安におさまりそうだし妊糖の心配もなさそうだからもうゴールじゃん節制しなくていいじゃん!!てなった途端にまた食への興味薄いモードに突入して何食べていいかわからん状態になり、本当に難儀だなと思った。
あんなにチョコパイとかドーナツとかアイス食べたかったのに!!いざ食べてもいいヨとなるともうあんまり興味なくて食べてみてもそこまでの感動がない…悔しい。あの食べたくて食べたくて自我を失いそうだった時に食べたらどんだけ美味しかったことか…
ていうか私の好きな食べ物ってもはや罪悪感や背徳感なのかもしれない。


まじで何回言うのって感じだけど、それでも言ってしまうけど、妊娠中期のご飯のおいしさは異常だった。
何を食べても頭を抱えてウマ……って唸っていた気がする。全ての食べ物が美味しい。気が狂ってたのかもしれない。ホルモンて恐ろしい。
何がヤバいってコーラがやばかった。異常な美味さだった。ひと口飲んだ瞬間全身にコーラが染み渡りバキバキに覚醒してしばらく「ウマッ……」が脳内に充満してそれしか言えなくなるくらい。(飲み過ぎには注意してたよ)
いま飲んでもまあ美味いけどなんか違う。
「妊娠中期に飲むコーラ」を超える好きな飲み物はこの先現れないんじゃないかと思う。

中期はもう体重管理の記憶しかない。
あとはまーよく散歩してた。
徐々に丸くなってきたおなかも重さはまだ感じず、体調も良かったので、夫と休日に出かけたり美味しいもの食べにいったり、2人の時間を噛み締めるように過ごした。
コロナ禍だし無理はしたくなかったので遠出はしなかったけど、これまでの日常をなぞるように過ごせたのは私にとってすごく尊い時間だった。

後期に続く。

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