品格のないビッチはただの穴だし、メンヘラじゃないヤリチンはただの猿。

「性的に消費される」ってことがどういうことかわからなかった、ショージキ。

女として扱われてこなかったし、女を乗り越えていきたいって、本気で思ってた18歳くらいまで。
ブスなら性的な目で見られないみたいな超理論をマジで思ってた。
恋愛的な目線=性的な目線と解釈してた。

女を売りにしたら負けだと思ってたし、少なくともズルって、これは今でも思ってる節ある。

だからかな。「性的に消費される」哀しみに寄り添えなかった。

ここ数年、「性の消費」体験と実感を持てたことで、22歳にして哀しみに寄り添えるようになった。
たぶん、遅いと思う。
早い人は第二次性徴期はじまったくらいで感じるんじゃないかな。

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わたし、胸が大きいんです。具体的なサイズは濁させていただきますが、マジでグラドルかAV女優か岩井かってくらい、聞かないサイズです。

知り合いから「中学時代とか、性的に見られたでしょ?」って言われて「ん?」って感じだった。たしかに、当時から大きかった気がするけども。
きっとそうだったんだろな。気がつかなくてよかったな、ほんと。幸せだったわ。

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「人として扱われたい。」
わたしは岩井美菜子であって、オンナじなねぇし、穴じゃねぇ。道具じゃなくて、ヒト。
性別は女なんだけども、別にそれは身体的に分けられたカテゴリであって、わたしのアイデンティティじゃーないし、強いて性別的なことをアイデンティティにするなら、わたしは女の子だからね。

ヒトとしてのコミュケーションや、関係性の中で、性的な目線や肉体関係があることに気持ち悪さは感じない。わたしは。
いろんな関係性があっていい。2人で双方から築けるなら、どんな関係だって肯定したい。

でも、単体で存在する「性的な目線」ほど気持ち悪いものはない。
それは男からでも、きっと女からでも。

まずは、ヒトとして尊重して、尊重されるよにヒトとして生きなければ。

だから、品格のないビッチはただの穴だし、メンヘラじゃないヤリチンはただの猿だと思う。

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