2016年秋季山梨県大会 2回戦 都留興譲館 対 峡南

都留興譲館 14-0 峡南(5回コールド)

都留興譲館は、かつての谷村工業と桂の合併で出来た学校。
ということは、校舎の増築などの関係で、昨年のチームまでの低迷は致し方なかったところ。
今年はしっかりチームを仕上げてきた、と言えるだろう。

峡南は、逆に少子化の影響か、今年は部員10人。
なんとか選手を集めて出てきました、という趣。

正直、ワンサイドになってしまったのも致し方ないところ。

都留興譲館が、一応チームとして完成しつつある、一方、峡南は今年厳しいか、2017年新入生に期待、というくらいしか見るべきところがない。

試合は、そういう内容であったが、それでも、ちょっと素晴らしいな、と思ったのが、峡南高校の仲間たちがみんな応援に来ていたこと。

たぶん、助っ人も含めて、いい友達なんだろうなと。

14-0のコールド負けであっても、最後まで戦いきった仲間を称える。

そこには、多分、野球部の選手が足りない、という苦しい事情もあったのだろうし、それを皆で支えようとする、青春の仲間たちがいた。

そう感じさせる応援が、負けた峡南のスタンドから聞こえてきたことは、「やっぱり高校生はええなあ、高校野球ってええなあ」と感じさせた。