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90's Heavy Metal/Hard Rock回顧 ②1991年

不定期連載の2回目。今回は1991年である。
ちょうど昨年、1991年から30年ということで様々なメディアで「1991年特集」なるものを目にし、それをきっかけに1991年発表のアルバムをいろいろ聴きまくっていたのもあり、今回は少し新鮮さに欠けてしまったのだが、改めてこの年に発表されたメタルアルバムを振り返るとやはり充実度が凄いことになっていたのであった。

1.(今となっては)超大物バンドによる、賛否両論となるアルバム

「1991年特集」をやる上で絶対に外せないのがこれら3アーティストの作品だろう。そして見事に「賛否両論」を巻き起こしていて、全員が「名盤」と認めているわけではないものの、ロック・メタル音楽に多大な影響を与え続けているという部分は共通しているのではないかと思う。

2.自分的名作はこれ

当時リアルタイムで聴きまくっていた記憶があるのはこの3枚。特にearacheからリリースされた作品は無条件に聴きまくっていたなあ。CarcassもEntombedも、次にもっと凄い作品を出すことになったのだが、その期待が高まったのも1991年リリースの作品があったから。
SoundgardenはそれこそMetallica始めいろんなメンバーが雑誌等で「Soundgardenはいい!」みたいなことを言っていてすぐに飛びついたのだが、なんかメタルというかロックというかよくわからないんだけど、ギターもボーカルの声も無茶苦茶カッコいい!ってなってた記憶が。

3.この年にデビューした(個性的な)バンドの作品たち

上記3作品はリアルタイムでは聴けてなく、確かすべて次の作品が出た際に振り返って聴いたと思う。しかし、3バンドとも方向性が全然違うのだが、それぞれ尖りまくっていて笑っちゃうぐらいに良い。特に今回聴き直して、惚れ直してしまったのがCathedral。この世界観、今聴くと本当に新鮮だし、年齢を重ねた今聴くと当時とは違った良さが分かったので、何度も聴いてみたいと思う。

4.デスメタルの隆盛(とスラッシュメタルの衰勢)

これらのアルバムに加え、Carcass/Entombedも含めると、デスメタルの隆盛が始まる年であったとも思う。年々音質も向上しているし、いわゆる「様式美」が決定し出したのもこのぐらいの時期。今聴くと当時より間違いなく音質が良く、当時とは違った意味で迫力を感じるのだが、当時の若い時分にこれを聴かせたかった…

というわけで、これ以外にも聴きまくったのだが、今回の聴き直しで、新たな魅力に気づいたのが、
CORROSION OF CONFORMITY "Blind"
だったので、表紙の絵にしてみました。渋いよ。

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