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角川キャラクター小説大賞 傾向

直近の回はもう追っていないので、前回の結果を見て思ったことを書きます。

まず思ったのは、ミステリどこ行った?ということ。
この賞はキャラノベには珍しくミステリがいつも最終を争っていたんですよね。
でも前回の選出作品は全然傾向が違う。
ミステリ要素がなくなり、わりかしキャラノベの王道路線(あやかしとか)になってます。

これは以前あった盗作騒動が響いているんでしょうねえ。。。
その年の受賞作品は後宮ものの連作短編作品でした。
四篇のうち、過去の推理小説と酷似したトリックが複数指摘され、掲示板等で話題になってました。
SNSで著者自身が反論したことも含めて騒ぎになってましたが、続編も出るし作品の回収とかもないようです。

素人の感想としては「やってるだろうなあ」という感じだったのですが、勝ち逃げの模様。
出版社としても売れた作品を手放す気はないようですが、さすがに寝覚めが悪いのか審査員は変わったし、
トリックの精査まで責任追えないから受賞傾向も変えたようです。

部門がいくつか設けられたり、応募の仕組み自体も相当テコ入れされてましたね。
元々ミステリファンとキャラノベのファンはかぶってなさそうだし、商業的には打撃が少ないのかも。


というわけで角川キャラノベ大賞の受賞傾向についてでした。

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