あれから3年

今朝、バレーボールV1リーグに所属しているFC東京が、5月末に見込まれていた廃部を回避出来そうだというニュースを目にした。嬉しいニュースだが、そこでどうしても思い浮かぶのは3年前の日本製紙→ひがし北海道となったクレインズについてである。

レギュラーリーグを終えて約4週間、釧路在住民に比べて多いとはいえないクレインズについて自分なりに考えてきた。まず残念だったのがリーグの試合配信が自チームのYouTube有料会員向けコンテンツ→ALアイスホッケー公式チャンネルに移管されたことだ。元々FMくしろでの番組が一般向け配信だった上に"有料でも試合を見たい"という需要からメンバーシップが増える望みが薄くなってしまったと考えたのは勝手な推測だろうか?

もう一つは存続を願ってのチームへのサポートを快く思ってない一定の層が、ほかならぬ釧路にいると思われる事だ。1月のクラスターの原因解明も市の上層部とチーム側に温度差があるという意見、チームの不祥事公表に対し"いつ表面に出てもおかしくなかった"という空気。市外のいち道東(オホーツク)民ではあるが、チームを諦めるかどうかという事をまさに今朝考えていた。そこに東京のバレーボールチームの全体移籍が叶うかもしれないというニュースに触れた。

チームを受け入れる自治体も企業も忍耐が必要な時代なのかと、生意気ながら思う。クレインズの十勝や紋別といった遠距離競技普及活動が、結果的に経営に影響したかどうかはわからない。ただその十勝の子供にNHLという夢へ後押しし、チームとしては全日本選手権3連覇へ挑む権利があるからこそチーム解体、J-Iceへの降格等の可能性を何のすべなく見送るにはまだ早いと思うのだ。


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