防災士研修2日目 を受けた。


はじめに

9月7日、8日に東京で防災士研修を受けてきた。今回は2日目で印象に残ったこと、思ったことを復習のつもりで残す。
1日目は こちら

1・2限 Disaster Imagination Game

Disaster Imagination Game 通称DIGなる災害図上訓練というのをやった。用いた地図は実際にはないところだった。らしい。存在しない場所の地図等高線も含めて全部細かく書くのって相当大変だと思うんだが。地形は実際にあるけど、地図記号だけ実際と違うみたいな感じだったのかな。

災害図上訓練ではまず、その町の地形の特徴とどんな被害が起きそうか考えた。それをなんか付箋何枚かに書いてA3くらいの紙に貼った。そのあと、挙手制での情報共有があったけど、まあ自分では思いつかないこともあるわ。これはコロナじゃなければ、グループワークだな。しかし、大学の講義で挙手制になると誰も手上がらんけど、防災士の講義はどんどん手上がって違いに笑った。
実際にはちゃんと自分の町とかで災害図上訓練して、実際に歩いてみるんだそう。

3限 企業・団体の事業継続

事業継続計画BCPについて。
…?
一番寝そうになった。
ただまあ社会人になってから何それってなるより今理解しといたほうがええか。って思って極力聞いた。
特にいうことはない。ほーんって感じだった。

4限 火山災害

噴火っていうのは火口からマグマor固形物が出た時だけで、水蒸気だけの時は噴火とは言わない。と。その後のプレートやらマグマやらの話は、プレートテクトニクスとか地球変動論で聞いたことあるやつだったな。
あと、火山災害は噴火だけじゃなくて、山体崩壊による津波とかもあると。普通の地震の津波と比べて大津波警報出すの難しそう。海外でも大きな被害が出たことがあるし、日本でも17、18世紀に津波被害を出したことがあるそう。

最近の噴火は小規模なものが多くて21世紀になってからは噴出物8トン以上の噴火は起きてないけど、21世紀中に噴出物8トン以上の噴火が5~6回起こることを想定すべきだと。こわ。富士山はやめてぇ。

5限 地震・津波への備え

東北地方太平洋沖地震は地震の名前、東日本大震災は東北地方太平洋沖地震によって社会や経済に引き起こされた災害、被害の総称。この二つをしっかり区別して使ってほしいって言ってた。それはそう思う。むしろ地震に対して東日本大震災って言うとなんか何とも言えないが違和感ないか。

熊本地震では1981年以前の旧耐震基準で作られた木造家屋の9割以上が何らかの被害または大破、全壊したそう。1981年以降から2000年以前の耐震基準で作られた家は何らかの被害ありが約8割。2000年以降の新耐震基準で建てられた家は無被害が6割だったそう。今後新耐震の基準の家屋を100%にする目標を立ててるそう。あと、家だけじゃなくてその中の家具の固定も大事だと。この実施率も100%にできれば、死者数を減らすことができると。

南海トラフ巨大地震の最大想定死者・行方不明者数が323,000人で、事前の防災として、耐震化率を100%にしたり、全員が発災直後にすぐ避難開始できるようにしたり、初期消火成功率を向上させたりできれば、想定死者・行方不明者数は61,000人まで減らせると。
いや、6万人も多いなって思た。もともとが多すぎるからあれだが。

まあ、地震の完全な予測はできないにしろ、南海トラフや日本海溝・千島海溝は警戒情報とか後発地震注意情報が出るから、それに注意して個々で避難の準備をするなり、地震直後に避難が間に合わないなら事前に避難するなりする必要があるってわけか。

内閣府 防災情報のページ 南海トラフ地震臨時情報が発表されたら!

内閣府 防災情報のページ 南海トラフ地震臨時情報が発表されたら!

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6限 風水害・土砂災害への備え

この講義も動画があってわかりやすかった。動画あるといい。長すぎるとあれだけど、5分以内くらいはちょうどいい。
よく見るこの地すべりの動画も見た。


日本では地形柄よく起きてしまう土石流、地すべり、がけ崩れ、深層破壊、土砂洪水氾濫、全部よく被害だしてるけど、ちゃんと砂防堰堤作ったり、それぞれ対策のために工事したりしてることが分かった。根本的に土砂災害が発生しかねない地域に住宅が建っている問題もあったことから土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域を指定して警戒避難体制を整備できるようにしたそう。

いつの間にか、避難勧告とかいうよくわからない表現はなくなってて、避難指示だけで分かりやすくなってるなって研修前にレポート書くために教本読んでて思った。警戒レベル4でもう完全に避難をするってことね。分かりやすい。で、この警戒レベル4が土砂災害警戒情報にあたると。

災害から身を守るためには住民が自分の命は自らが守る意識を持てと。行政は住民が適切な避難行動をとれるように全力で支援することしかできないと。まあ他人任せにはできないか。

7限 防災資格試験

試験前に15分くらい勉強する時間あってやさしい。直前に勉強するの意味あるのかよくわからんけど笑
あれ、防災資格試験問題〔Ⅰ〕みたいな感じになってたから、自動車の筆記試験みたいに問題にパターンがあるのかな。
まあ開始15分くらいから退出者が出てきた。くだらないミスとかよくするから4回くらい見直しして、案の定くだらない間違いしてて、直して、開始25分くらいで終えたかな。

ちなみにこれ書いてるのは試験受けた翌日なので受かったのか否かはわかりません。

おわりに

2日間受けて、防災に対する考え方はだいぶ変わったと思う。だいぶその気にさせられた。これで受かってなかったらその気にさせられただけで、なんでもない人になるの草生える。合格率高かろうが100%じゃないんだから落ちる人もいるねんな。こわ。

合格を願って。
2日間の記録はここで終わりとします。
ここまで読んでくださってありがとうございました。


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