アカペラ楽譜のアレンジとメタ認知

新年書き初め的な企画があったんだけど、
瞬発力なくあえなく見送ったワタクシです。

みなさんとても面白い作品を投稿してて、
いいな、いいな、と思ってみている次第です。

そんなのをみて、今年はかけるようになりたいな。と感じた人もいるかもしれません。是非頑張りましょう!

基本的には不正解なんてないと思うしやってみたらいいと思います。コードがちがうとか、リズムがとか、回りのひとに助けてもらいましょう。

で、なんとなく感じていることをつらつら書いていきます。
なんか変だと感じる楽譜のアレンジについて。

たまにあるんです。なんか整理されてない感じがするアレンジ。
それは全体の設計がうまく行っていないということにほかならないのです。

漠然と、
自分が難しい楽譜をかけると誇示したい とか
そういう実力以上のヨコシマな思いがでてしまうときに産まれがちです。あとは、難しいのをかかなきゃいけないみたいな正義感?とにかく、背伸びしてるときにおきがち。

すると楽譜全体の難易度がバラバラに(部分的やパートごとの)なっていき、一貫性がなくなります。

うまいひとの楽譜はユニゾンや簡単な和音やリズムと、ピリッとくる和音やリズムがうまく計算され調和的になります。
一方、まだのひとは後者を使いこなせていないので、ときに自分の理解の範疇より使いがちになり、一方で、使えない部分は全く使わないのでムラが生じます。

それがメンバーの歌いにくさとなります。

ここは積みすぎじゃない?ここはシンプルすぎない?とメンバー同士意見を戦わせて楽譜を洗練させていくバンドならよいのですが、メンバーから与えられたものをやっていくバンドだと厳しいものがあります。

ここで意識すべき、私が気を付けていることは、
タイトルにあるように
メタ認知
になります。
自分がなにができて何ができないのかを把握して、むやみに背伸びすることなくアレンジをする意識をもちます。
そこでひとつは自分が今のところハモれる和音の種類などは指標になります。それは、ざっくり、あなたがきちんと理解している和音といえます。

楽譜上は積めば積めるけど、いざあなたはできますか?メンバーはできますか?
ハモれるかわからないけど、知っているだけで入れるのは冒険です。それをわかって入れるのは覚悟をしたということ。いずれにしても、それができそうかどうか、ジャッジして入れるようにします。

そうすれば、自分には厳しい和音をむやみに入れることはしないはずで、自分のコントロールできる範囲でアレンジできます。
すると、全体のバランスはコントロールされ、まとまるのです。

楽譜のうまいひとって、理論をめちゃ知ってるひとと思いがちですが、実はそれだけではダメで、今のべたような視点でしっかり構成しているアレンジが出きるひとなのかな。って思っています。

いちどかいた楽譜にその、視点で自問自答してみてください!良いことがあると思います。

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