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キャラクターカフェに搾取される屈辱(後編)

後編です。前編ではピーナッツ愛を語っているので時間があれば是非。

先日、ピーナッツカフェに行ってきました(2回目)。

PEANUTS Cafe 名古屋

行く前の心境としては、期待半分・不安半分といった所。理由は2つ。

①日本におけるピーナッツの扱いに不満がある
スヌーピー単体の知名度に反して、作品(アニメ・コミックス)に触れている人間が少すぎると、日々嘆いている。原因は分かっている。はっきり言ってしまえば、日本のピーナッツ公式(?)が、スヌーピーの外見的可愛らしさだけを全面に押し出して、作品そのものの魅力を訴求出来ていない気がするのだ。

昔、スヌーピーのグッズ持ってる女にピーナッツの話題を振ったら、作品内容どころかチャーリー・ブラウンの名前すら知らなくて変な空気になった黒歴史がある。「可愛いって理由だけで、アニメもコミックも触れたことないキャラのグッズを持ってるんじゃねぇ!」と内心ブチギレたのだが、元を辿ればピーナッツ公式が、もっと作品そのものを宣伝してさえいれば、こんな悲劇は起きなかったはずだ。よってこの件は、公式に全ての落ち度があると糾弾したい。私は未だに許していないからな!

顔ファン相手に商売していると言い切れる例として、スヌーピーの兄弟である、オラフやベルのグッズが大量展開されている現状も挙げられるだろう。あいつら、原作だとそんなに出番無いじゃん。なのに何でレギュラーキャラばりの扱い受けてんの?どうせ見てくれが良いからってだけだろ?せめてスパイクを推せよ!

上記のような負のモヤモヤが自分の中にあるせいで、ピーナッツカフェに対しても「どうせピーナッツのブランドに胡座をかいた、ガワだけのキャラクターカフェなんじゃないの?」という先入観が出来てしまっているのだ。

②キャラクターカフェ・コラボカフェにあまり良いイメージがない
どうしてもアニメイトのコラボカフェクオリティを想像してしまう。まぁここは常設店だから、あそこまでひどいメニューは出てこないだろうが…………偏見って恐ろしいね。

いやーダメだ。大好きな作品なのにケチばっかつけちゃいかんよな。前向きに行こう!

取り敢えず本題に入ろう。

昼時の1枚

話はグルメフェス(前々回の記事参照)出発後に遡る。そこから15分程歩いた先に、目的地のカフェがあるらしい。改めて振り返ると、当時は雨天の極寒。グルメフェスで冷え切った体を1秒でも早く温めるために、足早に向かった。


到着次第、チャーリー・ブラウンとスヌーピーが入口で迎えてくれた。

天気終わっとる

HPで事前に調べていたとはいえ、改めて見ると中々オシャレな外装だな。


テッカテカ

やはりスヌーピーは、このアングルが一番映える。


店内(1F)

入店次第、1階の最奥に案内された。原作の名エピソードを、巨大パネルで飾ってあるのは好印象。

2階に繫がる吹き抜け

アストロノーツ(スヌーピー)とチャーリー・ブラウンが、私の真上で宙を待っていた。どうやら2階は予約席の様子。せっかくなら席取っとけば良かったかな。


トイレ鏡

何故に運動着?


店内を一通り舐め回した後、メニューに目を通す。先程のグルメフェス(前々回の記事参照)で、メインディッシュ分の腹は満たせたので、今回はスイーツとドリンクを一品ずつ頼みたいところだが・・・。

タブレットでのオーダー

ほう、ルーシーのレモネードね。そういうのもあるのか……うん?

ルーシーがカウンセリングの診療所として使っているレモネードスタンドで、もしもレモネードが売っていたら…


"もしも"レモネードが売っていたら…

原作にない要素を、"もしも"を使ってあたかも公式みたいに扱うな。それはもう二次創作やん。普通に「ルーシーのレモネードスタンドをイメージして作りました」じゃダメだったのか?何故無理矢理作品と結び付けようとするのかなぁ‥‥‥‥。他のメニューの紹介文は普通だったのに、これだけこじつけが過ぎるのでつい写真を撮ってしまった。

まぁいいわ。取り敢えずカフェオレとバナナパンケーキを頼みました。

10分と待たず、ホットドリンクが先に到着。

カフェオレ(HOT)

甘党なのに背伸びして頼んでしまった。味は‥‥‥‥苦過ぎて飲み込めない。すぐさま彼女の分も合わせた砂糖2袋をぶち込む。これは私が悪いな。甘味系のドリンクにすれば良かった。

左のコースターは、期間限定配布らしい。どうやらここ1年、"スヌーピーの変装"をテーマにしたフェアが実施中で、今はジョー・クールなのだそう。スヌーピーの変装でもジョーが最推しの私にとって、これは激熱だった。

嬉しいことに、カトラリーケースに入ったナプキンもジョー・クール仕様!

スヌーピー「ジョー・クールを感謝祭に招待する人は誰もいないのか・・・」

陽キャっぽい振る舞いに反して、締まりの無い言動がギャップ萌えで最高。

そうこうしている内に本日の主役が登場。

バナナのパンケーキ

アイスクリーム・生クリーム・マシュマロ・パンケーキ・チョコクッキー・キャラメルソースという甘味の暴力。ただ見た目に反してクドさは無く、意外とペロリと行けた。皿に溜まったクリームを、パンケーキで拭き取ってかぶりつくのがたまらない。

これほどの糖分を一度に接種するのは久しぶりな気がする。最近は食事制限で甘い物を遠ざけていたが、いざ食べてみるとやっぱり美味いな。


腹と喉が満たされ、一息ついたところでお会計。まぁ頼んだのデザートとドリンクだけだしそんなにかからないだろうけど…………うん?

ファワワッファッワッワッワッワッ
ファッファーワ!?

オスマン先生みたいな声出ちゃった。………やっぱ高えっす。版権使用料で割高なのは分かるけど…………もう少し安くしてくれ。


以上、いくら推しがいるキャラカフェとはいえ、財布とメンタルにかかるダメージには耐えられないのであった。

この記事を読んでいるピーナッツの公式(?)さん。色々イチャモンつけちゃってすみません。カフェのサービスは満足してます。私の経済力が足りていないだけなんで、もっと出世してからまた来ます。
出世払いと言っちゃあアレですが、『ヨーロッパの旅』のソフト化をやってもらえないですかね?幼いころVHSで見たっきりなんです・・・。フルHDリマスターと吹き替えだけしてくれれば満足なので。
















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