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Nikon Z6 RAW動画出力 撮影&編集テスト

Nikon Z6でキャンプ動画を4Kで撮影しています。なぜNikon?なぜZ6?自分でも不思議に思うのですが、たまたま縁があってZ6発売直後からユーザーになって地味に苦労し続けてきています。

キャンプ動画を撮るのにフルサイズのミラーレス一眼が必要かどうか、ほとんどの場合はなくても大丈夫だと思います。おそらくiPhoneとかスマホ撮影、スマホ編集でもある程度の画質は確保できますし、画質以前に動画が面白いかどうかで勝負がきまるところが大きいのではないかとも思います。

APS-Cサイズでもフルサイズでもミラーレス一眼で動画を撮ろうとすると、通常はバリアングル液晶など背面モニタの可動範囲が広くて、どの角度を撮影するのにもモニタで確認しやすい方が断然使いやすいというのがあります。
が、Z6の場合、バリアングルではなくチルトしかしないので、真正面を撮ること上や下にチルトさせて撮ることはできても、少し右とか左、対面で撮るのはモニタ画面の確認なしで撮るしかないという致命的なところがあります。

プロは外部モニタを接続して大きなリグを組んだりもしますが、素人的にはどうだろう?モニタもモニタ兼用レコーダーも結構高いし、と躊躇していたのですが、ようやく踏ん切りがついて少し価格が安くなったATMOS NINJA Vを一式調達しました。安くなったとは言っても、本体だけでは稼働させられないのでバッテリーなどのアクセサリキット、その他、Z6でリグを組むためのケージやケーブル、パーツ、メディア(2.5インチSSD)など、そこそこ出費が嵩みました。

NINJA Vはモニタでもありますが、レコーダーでもあり、今のファームウェアだと、Apple ProRes RAWでの録画ができるようになっています。Z6もProRes RAW出力ができるのですが、そのためにはNikonへ30000円(税別)ほど追加のお布施をして有償設定サービスというものを受ける必要があったりします。
Z6本体では8bit記録、NINJA Vで10bit n-log撮影ができるようになりますが、12bit ProRes RAWはオプションということになります。

うっかり魔が差して新宿のNikon東京サービスセンターの予約を取ってしまい、33000円(税込)の有償設定サービスをして貰いました。

そうなると撮ってみたくなるわけじゃないですか。
log撮影すらしたことがないので、log撮影後の編集、カラーコレクション、カラーグレーディング方法すらわからないのに、キャンプへ出かけた際にいきなりProRes RAW撮影をしてみました。
もう、散々でしたけど、やってみないとわからないということで。

NINJA Vのメディアは専用のプラスチックで出来たカートリッジのような筐体に市販の2.5インチSSDを取り付けることで対応可能です。
最近はSSD価格が少しばかり高騰しているので、相性問題もあるのでお試しで1TBのものを1つ買ってみました。
Z6本体で使うメディアはXQDメモリーカードという謎のメディアで、SONYが出している120GBのものをこれまで1枚だけ大事に使ってきました。
安い時でもこれが1枚2万円では買えないという割と高めのメディアです。信頼性は高いようですが、価格が高すぎて予備メディアをおいそれと買えないのは使い勝手が微妙に悪いのです。

NINJA Vに1TB SSDを入れたらそこそこ録画時間は長いのでは?と思っていたものProRes RAWだと1TBでも44分ぐらいしか撮れない?というフォーマット時の残り時間を見て絶句するわけですが、そのあたりはもう見なかったことにして、チマチマ短いカットを必要なところだけ撮る形でテスト撮影に臨みました。

NINJA V自体の使い方がまずわかっていないのに、いきなりProRes RAW動画を撮ってみて、リグ(カメラとレコーダー、その他マイクや他の機器など一式)を初めて組んでいろいろと不備のある暫定リグの状態で操作性がまだこなれてなかったり、撮影もてんやわんや。帰ってきてから編集はもっとわけわかめ状態に陥ってました。

そうそう、今更ながら可変NDフィルターを導入したりで、使ってなかった機材の数はもうひとつ増えていたりします。

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足りるかどうか分かりませんが、とりあえずND2−400可変フィルターです。
手持ちの35mm f/1.8レンズのフィルター径が62mmなのでそのサイズで。

リグを汲むためのケージはSmallRigのZ6用を調達してみたわけです。Z6本体にコールドシューマウントでNINJA Vを乗せてみようと調達したモニタマウントを取り付けてみたところ、ケージの右側にある追加コールドシューとモニタとの間の隙間には手持ちの外部マイクが納まらず、なんてこった?状態。これも結局現物合わせで確認しないとなかなかわかりづらい寸法。仕方なく無理やり別の手持ちのパーツで無理やり左側に外部マイクを仮につなげるぐらいの状態にしておきました。

暫定リグはこんな感じになってます。

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この他、ジンバル用の組み替えにも別のパーツが必要でいろいろ準備してたりしますが、それはそれでまた別の問題があったり。

なんだかんだ言いつつ、暫定状態で使い方も分からないのに無理やり撮ってきて、編集できずに泣きそうになりながら、無理やり一部切り出してテスト撮影のサンプル動画として作ったのがこちらになります。

3分ほどの4K動画。元はProRes RAW撮影です。
元の映像はUHD29.97 Rec. 2020 PQでしょうか。
Final Cut Pro X で編集して、出力はRec. 709に変換してあります。
このあたりの呪文もこれまで知らず、いろいろ調べながらなんとなくのうっすらとした浅い理解の元にやっています。

それ以前の話で、外部モニタをつないでピントの確認がしやすくなったはずなのに、ピントが合ってない画が結構あったりもするわけですが……

とりあえず編集後のファイル出力をかけてみて、Yotubeへアップロードかけて、Youtube側でのエンコード処理を待って、Youtubeでの再生でどのくらいになるのかを見ないことには何とも言えないので出してみました。

そこまで拘るなら、もっと別に拘る必要があるところが多々あるとは思いますが、作業記録ということでnoteにも記しておきたいと思います。

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