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フジカハイペットと灯油運搬の実際

3年前からフジカハイペットを使っています。灯油ストーブ。
当時も少し入手が難しかったですが、今だとかなり長期の待ちになるようで、これから買いたいという人にはお勧めしにくい冬キャンプ用の暖房器具です。(今からオーダーしても今シーズンには間に合いません)

そういうものなので、今さらこのタイミングでnoteに書いてもどうかと思いますが、もしかしたら参考になるところがあるかもしれません。

キャンプで使う灯油ストーブ(石油ストーブ)でフジカハイペットに人気があるのは、燃料タンクの構造に特徴(特許)があり、倒れても漏れないというのが一番大きな理由かもしれません。

一般に販売されている家庭用石油ストーブだと、燃料タンクは一体式のものでも漏れない構造になっているものはほぼありません。またタンクが別のカートリッジ式で本体から抜き差しできるようなものは、その構造上転倒や振動で灯油が漏れやすいというのは自明だと思います。

フジカハイペットの燃料タンクの満タンは3.6Lで、最大4.1Lまで給油可能となっています。
私は通常、フジカハイペットの燃料タンクに3.6L程度の灯油を入れたまま車で運搬しています。一般道や高速道路を普通に走っていく分には、これまで一度も漏れたことはありません

唯一漏れたことがあるのは、満タンを超えた最大容量である4.1L近く入れたまま車に載せていて、大雨後のかなりえぐれた凸凹のある林道で時速10km/h程度で走行して大きな轍で何度も上下に揺らしてしまった際です。
おそらくタンクのキャップの閉め方が若干緩かったのか何かと相まって、ほんの微量ですが漏れてしまいました。
(標高が変わると気圧が変わり締め切ったタンクだと内圧の影響があるかもしれませんが、それはまた別の話としておいてください)

それ以来燃料は3.6Lまで、キャップの締め具合は複数回確認することに注意をして運搬していて、以降一度も漏れたことはありません。

フジカハイペットは燃料タンクが特殊なものであるため、こういった運用をすることが実際にできていますが、一般に販売されている他の石油ストーブでは、灯油を入れたまま運搬すると漏れることが殆どなので、本体のタンクからは灯油を抜いて運搬することが一番真っ当な対処法のようです。
別体のカートリッジ式のタンクの場合は、人によってはカートリッジを本体から抜いて、上下逆さまにしてタンクキャップ部分を上にして運搬すれば問題無いとおっしゃる方もいらっしゃいます。
私自身は直接そういったタイプの石油ストーブを使っているわけではないので、知り合いの他のキャンパーさんの運用を教えて貰ってのお話です。

灯油は保管や運搬に際して、他の燃料と比べると比較的安全な燃料です。
また燃料コストも安いため重宝します。
ほぼ唯一の欠点は、揮発しないので漏らして他のものに染みこませてしまうと臭いがずっと残ってしまうことです。
灯油ストーブ本体からの漏れ意外に、運搬用のポリタンクからの漏れにも注意する必要があります。

私はトップ画像にあるような、汎用の5Lポリタンクを使っています。付属のノズルが細いため、このノズルを使えば直接フジカハイペットに給油できるのが便利で選びました。
ただし、給油時にこのノズルを付け替えるので、ノズルの根本や先端から中に残っている灯油が漏れ出すことがあります。
ポリタンク、ノズルを他の袋に入れて運搬していますが、こちらの漏れにも十分注意が必要です。
ちなみに灯油はセルフのガソリンスタンドでも普通に販売されていて、自分で給油することができます。(車のガソリンは消防法の関係で不可)
保管、運搬するタンクも灯油は普通のポリタンクで十分です。ガソリン携行缶などもありますが、それは必須ではありません。これは燃料の特性によるものです。

もしなにか参考になったら「スキ」押して貰えると嬉しいです。


参考までに、私が使っている灯油運搬用のポリタンク


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